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60白書さん:2009/11/07(土) 17:39:41 HOST:wcache2.waseda.ac.jp
FEDビューを裏付けていたNKモデルには金融的摩擦が含まれていないので、金融政策はとてもよく機能することになっている。だから、バブルが弾けてから対応すればよいといっていた。しかし、今回の金融危機の経験は、そんなに金融政策がとてもよく機能しないことを実証した。
われわれは、ポスト金融危機の時代を生きている。NK−DSGEに関して膨大な業績が積み上げられ、コンセンサスが確立されたかに思われていた直後に、金融危機が勃発し、マクロ経済学は再構築は迫られることになった。そして、実際にいろいろな見直しの試みができているということ。
NKモデルでは、貨幣集計量は裏側で決まっているはずの変数に過ぎず、説明する必要はないとされている。しかし、貨幣集計量の意味を再考すべきではないか、というのが第2。もっとも、貨幣というよりも流動性といった方がいいかもしれない。その供給量が内生的に変動するメカニズムが問題。金融的摩擦(Financial Frictions)を含まないニュー・ケインジアン(NK)モデルがFEDビューを支えてきた。それゆえ、見直しの方向性は、第1に、金融仲介(銀行の存在)と金融資本市場の機能をいかに描写し、NKモデルにどう組み込んでいくかということになる。
金融学会の大会1日目の午後のパネルは、「金融政策分析の最近の潮流と金融危機」。報告者は、日銀の木村武、経済産業研究所の小林慶一郎、上智大学の竹田陽介の各氏。ニュー・ケインジアン・モデルやDSGEの見直しがどのように進んできているかが論じられ、なかなか有益なセッション。金融学会の大会1日目、パネルの後は、東京証券取引所グループ社長の斉藤淳氏による「特別講演」。演題は「世界金融危機後の証券市場について」。その後は、総会、懇親会。


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