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百合ごっこ 政治・経済・社会・処世術とかのスレ

19名無しさん@秘密の花園:2009/05/13(水) 00:22:26
さて置き、此処で、マスコミの意見誘導の上手な遣り方を学んで見ましょう。

今回のサンプルは、今朝の日経新聞15面の、日経読んでる人からさえ、
「何か、何時もこの辺に書いて有る記事って、何〜か胡散臭いんだよな〜」と言われて警戒され、
一体誰に見せようとして書いてるのか良く解んないコラムです。

ん、多分、「私はこんなに貴女達の意向に沿った記事を書いてますよ」って言う、
スポンサーに向けたメッセージなのでしょうけど…。

さて、以下、「日経新聞2009年5月12日付 一目均衡」より引用

『サッチャー革命は終わったか
 小さな政府へ世界がかじを切ったのは、一九七九年五月のマーガレット・サッチャー英首相の誕生が始まりだった。
世界の潮流となり、ちょうど三十年になる。
ところが昨年のリーマン・ショックを機に、世界中で金融ばかりか一般企業にも公的資金が入り、ケインズ的な大型の財政拡大策が相次ぐ。
世界は大きな政府に向かい始めたように見える。
「サッチャー革命」は終幕を迎えたのだろうか。
 □ ■ □
 彼女は七十九年五月十五日に議会で初の所信表明演説を行い、英国鉄など国有企業株の民間への売却方針を示した。
政権当初から一貫して続いた民営化は十一年半にわたった在任中に約二十を実施し、国有企業への補助金カットと株式売却収入を英政府にもたらした。
そして、民営化株売り出しは株を毛嫌いしていた国民に株売買の妙味を教え、株の大衆化と資本市場の拡大に貢献した。
 民営化と規制緩和の「小さな政府」は米国のレーガン政権をはじめ世界中に広がった。
英国では労働党政権に移行しても引き継がれ、経済が停滞した「英国病」から脱出する原動力になった。
サッチャーの規制緩和のなかでも八十六年実施の証券取引規制の大幅な緩和、いわゆるビッグバンは世界が注目。
ロンドンの金融都市としての地位を強化し、金融業を英国を支える産業とする基礎を作った。
 皮肉な事に、その金融業の二〇〇〇年以降の暴走が、恐慌にさえ見える今回の大不況を招いた一因だ。
その結果、空前の景気刺激策に加え、英大手銀の実質的な国有化などで英政府の財政状況は悪化の一途をたどっている。
 信任の揺らぎは、市場で表面化している。
英国債の信用力を表すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドは先週末で〇・六五%と、主要五カ国中で最も高く、米国のほぼ二・五倍だ。
 惨状は政策を覆す。
英政府はサッチャー政権が八八年に四〇%に引き下げてから変わらなかった所得税の最高税率の引き上げを検討している。
金融規制の大幅な強化案も公表した。
一時的な景気対策を越え、大きな政府への回帰が見える。
サッチャー革命の否定だ。
 だが、歴史を振り返ると風景は違って見える。
英国は一九七三年にセカンダリー・バンキング・クライシスと呼ばれる不動産バブルの崩壊と金融システム危機を経験。
二六の金融機関が救済された。
サッチャー登場は、バブル崩壊で疲弊した英国経済への対応策だった側面は見逃せない。
 □ ■ □
 「革命」否定をどうみるか。
最も話を聞いてみたいサッチャー氏は病床にあり、口をきける状況にはない。
食料品店の娘に生まれ、クレジットカードを生涯持たず、勤勉こそが成功の源だと考えた元首相。
退陣十年後に起こった金融業の暴走を苦々しく見ていたに違いない。
今の不況を「小さな政府」の帰結と見る人が居たら、「原因は別。むしろ処方せんだ」と反論しそうな気がする。』

以上


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