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本を読んだら思ったことを書き込むスレ1

1尊=読子= 千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg:2022/06/01(水) 22:53:20
本を読んだら、感想、思ったこと、意見など書き込みます。
誰でも参加可。

理由、仕組みが気になる人は本を読む

2尊=読子= 千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg:2022/06/01(水) 22:59:44
今日読んだ本
福盛 貴弘 デニズ ビョケソイ 共著『旅のお供に すぐ使えるトルコ語入門』
勉誠出版(2006)

トルコ旅行に行くならすぐ使いたい人のためのトルコ語。
非常に簡単なことだけ。

前半はトルコ旅行で何をするのか簡単に紹介し、名物料理も紹介。
後半が基礎トルコ語文法

3尊=読子=千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg:2023/10/17(火) 23:28:00
佐久間淳一・著『フィンランド語のすすめ 初級編』研究社(2004)

フィンランド語で「フィンランド」はSuomiという。
『フィンランド語のトレーニングブック』を最初に買って、文法と形だけであとは問題集。
この文法はこういう意味、はい、問題解いて。
解説が足りないので、詳しそうな本を選んだ。

【初級編ではない】
初級編、中級編でセットなので一緒に買った。
別に初級から中級になっているのではなく、上下巻だった。
ちょっとだけ見てみると、二冊で文法を一通り解説しているので、初級にしては詳しいのが分かる。
中級レベルまでカバーしていると思う。
1巻、2巻を初級、中級と書いたら誤解する。
日本のエンタメはこういういらない演出が過剰である。

初級編(第1巻)は18課。

【格変化が14〜16個だが・・・】
「光は」が主格、「光の」属格、「光(を)」分格、
「光の中で」内格{中で}、「光で」入格{中へ}、「光の中から」出格{中から}、
「光から」接格{所で}「光へ」向格{所へ}、奪格{所から}
「光として」様格「私に(なる)」変格、
(本書ではここまでだけで説明しているが、書かれていないように見える格を下に
書いておく。
上も下も『旅の指差し会話35フィンランド』から引用した。
奪格に「光から」がないのは、引用本から引用した言葉のため『フィンランドのすすめ』にはない)
「光なしで」欠格、「光とともに」共格、「光によって」具格「光を」対格、
(引用本に簡単にまとめていた総数が14個、私の知る限り15個と16個のケースがある)

格変化がかなり多いので、変化を知らなければ意味は分からないだろう。
【アクセント】
全て最初にくる。
【単語すこし】単語:読み方:意味:私が感じたこと
mistä:ミスタ:どこから:ジョジョのミスタが浮かんできた
「ä」は英語の「アとエの中間」の「ae」の音
asua:アスア:住んでいる
Kiitos.:キートス.:ありがとう。:チートスを思い出す。ここから来たのか?
kaksi:カクシ:2:隠し
päivä:パイヴァ:一日
tavata:タヴァタ:会う:田畑
【表現】
Tervetuoloa Helsinkiin:テルヴェトゥオロア ヘルスィンギ-ン:ヘルシンキへようこそ。
Hauska tavata.:ハウスカ タヴァタ.:会えてうれしいです。
【系統不明の言語】
よく見ると複数の言語に似た単語が多く、系統がよくわからない。
オランダだったか、フィンランド語に似た言語を話す国が
近くに一つだけあるのは私は知った。
【おまけ情報】
ラテン語で放送するニュース番組「Nuntii Latini」もある。

4尊=読子=千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg:2023/10/27(金) 21:59:19
フィナンシャル バンク インスティチュート編
『うかる!FP3級速攻テキスト2020-2021版』日本経済新聞出版(2020)

ライフプランニングと資金計画
リスク管理
金融資産運用
タックスプランニング
不動産
相続・事業継承

金融資産運用がFXなど。
所得税、贈与税、相続税の区別が細かい。
ほとんど全部に税金がかかり、控除の条件がもうちょっと細かい。

一人の人間はいったいどれくらい税金で持っていかれるのか、
FPの考え方に慣れていないのでわからない。
会社の経営者が利益の半分を税金で持っていかれるというのは正しかった。
半分どころか最大70%行くかもしれない。

税金は、個人が不動産の扱い(住居から譲渡まで)とか、
遺産相続(贈与や、死亡時まで。赤子誕生のことはでてこない)、
贈与を利用すると発生している。
税金は、個人も全体では半分くらい税金で持っていかれるようだ。

費用など出ていく金が思ったより少なく、少し残った分に税金がかならず発生する。

あと、確定申告が必要な場合と、必要ない場合がやたらと細かい。
一般人には細かすぎて把握などできない。
FPが嘘の情報を教えたり、隠せば違法と想像はつくが、
全く考えられない内容を無条件に信じるのはちょっと不安である。
なるほど、確定申告はやることが多すぎて、やろうとしてもできないわけだ。
老人でもものすごく勉強しないと確定申告できないのは問題だ。
あまり複雑だと申告するのに失敗しそうだ。

5尊=読子=千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg:2023/11/09(木) 01:29:32
中丸明『プラド美術館ー絵画が語るヨーロッパ盛衰史ー』新潮選書(1995)

聖書の時代からピカソまで、順番にスペイン絵画を解説する。
ただ並べただけで、話の起承転結もない。
絵画のエピソードは詳しいので、一通り書いてくれる。
そこから連想したエピソードも大変多い。
そのため、物事の流れは前後し、何度も同じことが出てくる。
いつの間にか次の時代に進む。

聖書の時代からスペインに関することが語られる。
実はヨーロッパの歴史はスペインが本当に歴史規模で関わっている。
【中世ルネッサンス】
イタリアのイメージがあるかもしれないが、スペインの性欲が始まりである。
【スペイン全土が性欲に満たされる】
ルネッサンス絵画に女性の裸がでてきて、やましい意味がないかのように紹介される。
実は時代がやましいことで満たされていた。
マンガに出てくるような直接的なセリフがそのままでてくる。
日本の18禁の本はスペインの歴史から来たのかと思うくらい、そのままである。
男のアレが「痛いくらい立ってつらい」という男も、一生そんなことを続けていたという。
その男のアレを見た貴族の女性が一撃で興奮し、その男を呼びつけ貪った。
【ナポレオン】
ナポレオンもスペイン王室と個人的にも深くかかわっており、情けないものを見るような目で見ていたと思われる。
今でいう「引く」気持ちなわけだ。
【フワナ王女】
10代のどこだったかで不幸があり、精神がやられてしまい、死ぬまで悪化した。
老後はスペイン中を移動していたが、歩くこともなく四つん這いで、排泄物を垂れ流し
食事は口でするようになって、まともに会話もできなかった。
この女性だけは性欲に溺れていなかったかもしれない。
精神がやられては性欲を満たそうとも思わないのだろう。
風呂に入らない貴族もいたが、たぶんこの人だ。
【スペインが日本なみに狂った原因】
王族、貴族の中だけで子をなす、混血児を作らない考え方である。
そうやって、まったく混ざらないようにしていると、遺伝学上、体と精神がやられるんだそうだ。
日本のおかしい行動が、本当にスペインで素で行われた。
日本は計画して行われているため、みなさんは信じ切っている形になっている。
日本人は計画的に「頭がおかしくなるように育った」と思ってよい。
日本人は多様性があるふりをしているため、明らかに血が混ざっている。
みなさんは物を考えられないように、暗記重視で教育を受けて来たのだ。
暗記ではなく理解した方が頭がよくなるので、暗記させてきたのだ。
どうやら、血は混ざった方が健全なようだ。
【科学精神が欠けている】
王族の行動全てが感情できまるので、日本そっくりの行動になっている。
日本は掃除だけはしようと思うが、スペインは感情のまま行動し、キレイに保つ神経がないようだ。
今はどうなのか知らないが。
特におかしかった時代は、当時の非常に狂った王族が一通り他界したあとに
ナポレオンやイギリスが操ろうとして変わっていくと思われる。
【ピカソ】
『ゲルニカ』という作品の説明で本書は終わる。

科学的精神が当時(1500年くらい〜1900年くらい)のスペインにはなかったと
書いているが、話が前後している。
絵画の話なのにイメージがほぼ無理である。
本書全体を通して一つの話にならないので、絵画ごとに話を聞いていることになる。
この本を読んだ人がどうしても理解できなかったとしても、気にしなくてよい。
一言一句の意味を正確に取ろうとするとかえってわからないはずだ。

6尊=読子=千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg:2023/12/01(金) 22:31:52
スティーヴン・ワインバーグ『科学の発見』文藝春秋(2016)

タレスからニュートンまでの科学の歴史についての本である。
昔の科学者に何が足りなかったか、現代の知識でバッサリ切る。
古代ギリシャにはどうしてもわかりそうにないことを後から切り捨てられるので理不尽である。
著者によると、古代ギリシャの科学者は哲学者というよりどちらかと言えば芸術家だという。
なぜなら、自然現象の研究に詩の表現がでてくることが当たり前だから。
【アリストテレスVSプラトン】
アリストテレスの考えは、中世になるとアラブで魔術中心のような考え方に発展する。
超常現象、魔術、神様がナンセンスと言っている方の理論がアリストテレスの方である。
ただプラトンと比べて自然現象を表現する表現が多めだった。
プラトンのほうが詩的表現が多かったようだ。
【古代ギリシャ科学は一度衰退した】
古代ギリシャ最盛期以降もギリシャ科学は続くが、わからないところも多く、だんだん廃れる。
どこを通って近現代科学で、急にヨーロッパに現れたのか?
実は古代ギリシャ科学は衰退後、アラブ世界で発展する。
アラブの科学者が上記にあるように神秘を表現することもあった。
近現代はいくらかアラブの科学者の理論も採用され、実は科学用語にはアラビア語語源の言葉が多い。
科学用語の語源がどうしてもわからない人は、中世アラブの世界の科学から見ればいいかもしれない。
【科学で一番の難題は太陽系と太陽系の外の研究だった】
コペルニクス、デカルト、ニュートンなどは惑星の運行がわからなかった。
本当にいつまでもわからないままで、1900年代に入ってからの発見もある。
レンズの研究から望遠鏡を作り、試行錯誤した。
宇宙のことは地上から目でじーっと見るしかなかった。
【デカルトは信じられない】
デカルトは自然科学について言ってしまったばかりに、あまりよくない人と認識される。
デカルトは哲学でとりあえずは問題がない考え方をしていた。
自然科学となると細かいところがあからさまにおかしいため、否定的にみられる。
『方法序説』は確実に確かめる方法と言いながら、自然科学にまったく貢献しなかった。
誰もこの本を参考にしないと思われる。
デカルトが貢献したのは自然科学で虹の色だったかの研究である。
【ニュートンが最高の科学者】
科学はずっと、それぞれの分野で成果を出してきた。
全体を通して理論が出来上がるきっかけができたのが、ニュートンであった。
本書『科学の発見』ではニュートンの話でかなりのページを割いている。
【プリンキピア】
プリンキピアの定義、前提の全項目を紹介し、全巻の概要を紹介する。
【テクニカルノート】
本書に、各理論の簡単な説明をテクニカルノートとして巻末に載せる。
本書は多数の学者の理論で使われた実際の数学を、簡単にまとめてある。
正直言って、日本の高校生向けテキストよりもわかりやすいと思う。
数学をやっている人は、数学の微積分までを全部イメージできるのではないだろうか。
この書き方は日本人著書には、いまのところ不可能と思われるので、本書はお勧めしたい。

本書は少し数学を使い、数式もでてくる。
これでも著者の手で見やすくした方である。
実際は現代にあって、過去になかった理論のせいで、過去の理論を最大限工夫している。
考えるのが止まってしまうと途端にわからなくなると思う。
だからあえて、現代の数学を使っている。
かなりしっかり計算しているので、そのつもりで読んでほしい。

7尊=読子=千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg:2023/12/04(月) 23:47:51
松本茂, Robert Gaynor, Gail Oura著『速読速聴・英単語Core 1900 Ver.5』ZKAI(2018)

学生の間でCore1900と言ってる本だと思う。(ほかにもあるから)
前半の白いページは科学、法律、ニュースなどの話題の短文。
後ろの方の色付き部分は同じくいろんな話題と、日常会話の短文。
CDつき。
前のDUO3.0と一緒に買ったがやめておけばよかった。
『DUO3.0』アイシービー(2000)
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20196/1436224002/761
「やったけどやめておけばよかった」が「やって後悔する」という意味である。

8尊=読子=千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg:2023/12/28(木) 22:56:42
オットー・シュトラッサー『栄光のウィーンフィル』芹沢ユリア(ユリア・ゼヴェラン)訳 音楽之友社(昭和52年)

内側からウィーンフィル管弦楽団について書いた本はあまりないと思う。
オットー・シュトラッサーは第二バイオリン担当、指揮者の目の前に座る。
フィルハーモニー設立から、オットー・シュトラッサー退職まで、内部で何があったのか。
クラシックが好きな人は一曲事にさまざまな事が脳裡に浮かんでくるだろう。
【楽団員】
はじめはほぼ全員がオーストリア人。
【フルトヴェングラーとカラヤン】
仲があまりよくなかった。
【オーストリア】
一度独立国家ではなくなり、第一次大戦になりナチスの管理になる。
よこされたナチスの幹部自身も音楽に親しんでおり、かなり合わせてくれる。
爆撃により一部が壊れてからウィーンフィルの困難の時期が始まる。
第一次大戦直前に独立国家ではなくなり、それまでは楽団員で地位争いがあった。
記憶が間違ってなければこのころには、リヒャルト・シュトラウス、トスカニーニなどがいた。
【ヴィルヘルム・フルトヴェングラー】
芸術的に表現したいタイプで、楽員が失敗すると怒り「もう二度とウィーンには来ない!」と
いって舞台から出るとすぐ戻ってくるのが日常であった。
音楽録音を取り入れ、ラジオやテレビでも録音する。
マイクで音が入る時には、実際の演奏と波長が違っており、わずかに加減して、
機械から感動的な演奏が流れるように演奏するわけだが、フルトヴェングラーは音のずれに怒った。
オットー・シュトラッサーは「なんと自分で人生を難しくしているのだろうか」と感じたという。
そんなシュトラッサ―も現代音楽よりも伝統を好んだ。
イギリス王室の誰だったかがシュトラッサ―に「現代と古典とどちらを選びますか」と聞かれていて、この本でも
答えは現代音楽を否定はしなかった。
【ヘルベルト・フォン・カラヤン】
ウィーンフィルでとくに優秀な人を上げるならフルトヴェングラーとカラヤンかと思う。
ウィーンフィルに詳しい人には異論があると思うが、私がほかの指揮者の名前を知らないだけである。
すでに知っている所、理解しやすい所しかあまり覚えていられないのは、記憶の悲しい所である。
オットー・シュトラッサーは第二次大戦後に楽団長になりカラヤンに一目置くので、常にカラヤンと親しくしようとしていた。
カラヤンは冷静すぎるのか、あまり顔に出ないタイプなのか、なかなか心を開かないが
シュトラッサ―がカラヤンを知ったころからずっと気にかけたため、すこしずつ変わる。
娘の結婚式だったかでオットー・シュトラッサーも呼ぶくらいにはなった。
【財政状況】
とにかく金がない。劇場を持っているのに、その場限りの公演を最初から戦後もずっとやっている。
二度の大戦はヒットラーに追われるところから、第二次大戦後までほとんど移動している。
数か国の劇場、設備などの地下道を通って逃れ続けていたくらい、安住の場が存在しなかった。
第二次大戦後はやはり時代により、観客は増えることになる、レコード録音、ラジオやテレビの録音や映像のためだろう。
音楽として、芸術としてはレコードは少し音がずれてしまうため、楽団はそれほど喜んではいなかった。
だが戦後が最も経済が安定し始めると思う。
【年金など税金でもっていかれる】
これは日本と似ているようだ。
【オットー・シュトラッサーが楽団長を辞める】
反対派が常にいるが、選挙で3回か4回、オットー・シュトラッサーが楽団長に推薦されるが
最後は自ら辞退し、ついに退職する。

クラシックが好きな人にはCDジャケットに名前が書いてある人たちが実際に
ウィーンフィルで何をしたのか書いてあり、楽しめるのではないだろうか。
ウィーンフィルで何があったかを研究するのに、外からはいくらでも論じられるが
内部のことは所属している人にしかわからないので貴重だと思う。


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