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Online Lecture 【オンライン講義】 教員疲弊 wwwwwww

416研究する名無しさん:2020/09/02(水) 07:16:36
リモート授業が露わにした日本の大学の不都合な真実
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/d85d0aef6f4fc15caf6f4d374f9935370ce941a9

 しかし、リモート授業で可視化した問題はハード面だけではありません。今回は授業の質(=教員の質)、
学生のマインドセッティング(心構え、価値観)をテーマにおふたりと意見を交換し、今後の大学像に迫りたいと思います。

■ 学生に評価される米英の大学の授業
 渡邊 春学期が終わって、日本の学生はリモート授業に対して大きく2つの不満を抱いたようです。

 (1)一部授業の質の低さ
 (2)課題の多さ

 この2つです。(1)についてとくに槍玉にあがったのは、「今日は教科書の○ページを読んでください」とだけ指示し、
あとは課題レポートを要求する授業や、90分授業なのに30分程度の動画を配信するだけの授業などです。
ビフォー・コロナにも手抜き授業はあったと思いますが、対面授業ではその場の勢いで
ごまかせていたのかもしれません。しかし、リモート授業が始まって、手抜きが可視化してしまいました。
一方で、凝った工夫をして評判のいい授業もあります。日本では授業のリモート化によって、
授業の質の二極化がより進んだのかもしれませんが、このあたりについてアメリカやイギリスではどのような状況でしょうか? 

 小出 そもそもの前提としてコロナ以前から学期末にエバリュエーション(事後評価。
オンライン・無記名で学生が授業を評価する)があり、このシステムが授業の質の維持・向上に効いていました。

 アメリカの大学、とくに学部生の授業は、教授ではなくレクチャラーといわれる短期雇用の教員が行うことが増えています。
商業主義が大学にも広がってきているとも言えるのですが、教授を雇うとコストがかかるので、
それを減らしてレクチャラーに置き換える傾向があるからです。とくに研究に重点を置かないタイプの大学では顕著です。
レクチャラーはエバリュエーションが悪いと次の学期から雇ってもらえない可能性があるので、必死で授業します。
逆に、エバリュエーションで高評価を得ると、いい条件で転職できることもあります。

 大学サイドからすれば、エバリュエーションが低い授業が多いと大学自体の評判が落ちてしまうので、
評価の悪い授業はレクチャラーを変える、教授なら授業方法を学ぶコースを受講させる、
あるいは授業自体をなくすといった対応を取ることになります。

 成田 イギリスも徐々にアメリカのようになってきています。Teaching Excellence Frameworkといって、
学期末に学生にとったアンケートを用いて政府が大学の質を評価するシステムが新しくできました。

 渡邊 日本の大学でも教員に対するエバリュエーションは行われているのですが、それがいまひとつ
活かされていないのが実情だと思います。教員本人に結果をフィードバックするだけで終わってしまい、
その後の改善状況をフォローするシステムがないため、授業のクオリティ担保にうまく繋がっていない点は、
日本の多くの大学が抱える構造的な問題かもしれません。

 また、日本で手抜き授業が消えないもう一つの理由として、楽に単位が取れる「らくたん」を巡る問題があります。
手抜き授業がされている講義はえてして、非常に楽に単位が取れてしまうんです。すると、
授業のクオリティが低いとわかっていながらも、履修登録人数が膨れ上がる“人気”講義になる。
結果、そういう講義が温存されてしまうという状況になっています。これは学生側のマインドセットの
問題でもあるわけですが・・・。アメリカやイギリスの学生はどうですか?

 小出 アメリカでは学費が高いから、「元を取らなきゃ」という意識が学生にもあるように感じます。
アイビーリーグだと年間に6万ドル(約630万円)とかしますし、それにさらに生活費を加えると
非常に大きな出費になりますからね。

 成田 イギリスでもアメリカほどではないけれど、やはり「元を取らなきゃ」の意識は学生にはあると思います。


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