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univ. 大学関連ニュース

6105研究する名無しさん:2020/06/20(土) 10:28:45
蔵書8000冊を灰にした福岡大空襲 戦禍越えた福岡大の歩み「百年史」に
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/41acd3125f4898bcf5f7918c75d192717a5e5275

 福岡大(福岡市)が福岡高等商業学校として設立された1934(昭和9)年以降の大学の写真や
資料の提供を呼びかけている。同大は45年6月19日の福岡大空襲で学内の図書館と蔵書8000冊が焼失。
当時「蔵書1万冊」が条件だった新制大学への昇格が危ぶまれたが、学生らは自分たちで
図書購入費を稼いで母校を「大学」に押し上げた。2034年の創立100年に向けて通史作りを目指す同大は
「学べることが当たり前ではなかった時代のことを伝えたい」としている。

 福岡大は戦後の学制改革で49年3月、当時の福岡経済専門学校と福岡外事専門学校が合併した
福岡商科大として設立認可された。しかし、認可までの道のりは平たんではなかった。
大学史資料室に残る47年5月の教授会会議録には苦渋の決議が記されている。

 「戦災図書復旧充実ノタメ授業ヲ休止シテ運動ヲ展開シ、終了後ハ夏休ミニ喰(くい)込ンデ一心ニ授業ス」

 決議の発端は学生たちからの申し出だった。当時、全国の旧制大学や旧制高校、旧制専門学校は
こぞって学校教育法施行で誕生する新制大学への昇格を目指していたが、福岡大空襲で図書館と
蔵書を焼かれた福岡経済専門学校は認可要件の一つの「蔵書1万冊」を満たしていなかった。
数千冊単位で不足していたにもかかわらず、学校として買える本は年30〜50冊程度。1万冊は高い壁だった。

 そこで、学校の図書課長は独断で全学生を講堂に集め、協力を求めた。戦時中は勤労動員に駆り出され、
学ぶことに飢えていた学生らは全員が賛同。学校側は当初、授業を休んでまで学生を動員することに反対だったが、
学生らの申し出を受けた教授会が決議し、最後は校長も折れた。夏休みを前倒しして振り替える形で
3週間の「戦災図書復旧充実活動」を認めた。

 学生ら約600人は1人1000円を目指して資金集めを始めた。空襲で焼け野原になった福岡市中心部の
天神に仮設の事務所を設け、演劇部は巡業へ、ある者は肉体労働で汗を流し、ある者は家庭教師にいそしんだ。
「図書なき学生は翼を失った鳥、石炭のない機関車!」。学生らは映画館の幕あいや博多駅前の
バス発着所でそう呼びかけ、市民にも協力を求めた。

 奮闘のかいあって約35万円が集まり、購入した7500冊を合わせて福岡経済専門学校は新制大学への昇格要件を満たした。
56年には福岡商科大から現在の福岡大に改称。次々に学部を増設し、今日では9学部31学科を持つ
九州有数の総合大学に成長した。


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