…ということでKrasznahorkay博士のチームが立てたのが、余剰分は「電子より34倍重いまったく新しい粒子」から出てくるという仮説。
つまりは未知の力が働いている、ということになります(米国のFeng教授の見立てでは、この新粒子はダークフォトンではなく「protophobic X boson」であり、
原子核の幅程度の距離にしか届かない超短い力を媒介している。これは従来の4つの力のどれにも当てはまらない)。
論文の共同執筆者で、オランダ・ライデン天文台(Leiden Observatory)のコンラト・クイケン(Konrad Kuijken)氏と研究チームは、南米チリにある欧州南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope)を用いて、遠方の銀河約1500万個の光を調べた。その結果、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡プランク(Planck)がこれまでに示していたよりも、ダークマターが「塊の状態にない」ことがわかった。
英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)のロイシン・オウエンス(Roisin Owens)氏(生化学)はAFPの取材に「女性たちはあらゆる分野ですばらしい研究をしている」と語った。そして、歴史的に見て、研究分野に従事する女性は男性と比べてはるかに少ないのは事実だが、科学界はこの分野での人口構成の変化に目を覚ますべきだと主張した。
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