私が特別高い教科書を選んだというわけでもないらしい。アマゾンで一番売れている学部向けの微積分の教科書、J.Stewartの"Calculus: Early Transcendentals"も273ドルだ。この本はかなり分厚いし内容もまともだが、あくまで標準的な微積分の内容で特に凝った本ではない。ちなみに、日本のアマゾンで一番売れていると思われる微積の入門書である杉浦光夫の解析入門 (1)は、私のが学生時代とほとんど変わらず3000円程度なので、いつの間にか日米の教科書価格は10倍も開いてしまった。