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ホラーテラー作品群保管庫
33
:
リゾートバイトその後3
:2014/06/03(火) 14:58:18 ID:j2Iwz4NM0
前日の母親は既に夫が他界し、本当のところを確かめる術が無かったのですが、この別の母親には夫がおりました。
そこで村の者達は、この夫に真相を確かめるべく、話を聞くことになったそうです。
するとその夫は言ったそうです。『そんな話は知らない』と。
母親の喜びとは反対に、父親はその事実を全く知らなかったのです。
村人達が更に追求しようとすると、『人の家のことに首を突っ込むな』と、ついには怒りだしてしまったそうです」
まあ、そうだよな。
何にせよ周りの人に家の中のことをごちゃごちゃ聞かれたら、いい気はしないだろうななんて思ったりもした。
坊「その後何日かすると、ある村の者が、
最初に子が戻ってきたと言い出した母親が、昨晩子共を連れて海辺を歩く姿を見たと言い出します。
暗くてあまり良く見えなかったが、手を繋ぎ隣にいる子供に話しかけるその姿は、本当に幸せそうだったと。
この話を聞いた村の者達は皆、これまでの非を詫びようと、そして子が戻ってきたことを心から祝福しようと、
母親の家に訪ねに行くことにしたそうです。
家に着くと、中から満面の笑顔で母親が顔を出したそうです。
村の者達はその日来た理由を告げ、何人かは頭を下げたそうです。
すると母親は、『何も気にしていません。この子が戻って来た、それだけで幸せです』と言いながら、
扉に隠れてしまっていた我が子の手を引き寄せ、皆の前に見せたそうです。
その瞬間、村の者達はその場で凍りついたそうです」
AB俺「・・・」
坊「その子の肌は、全身が青紫色だったそうです。
そして体はあり得ない程に膨らみ、腫れ上がった瞼の隙間から白目が覗き、
辛うじて見える黒目は、左右別々の方向を向いていたそうです。
そして口から何か泡のようなものを吹きながら、母親の話しかける声に寄生を発していたそうです。
それはまるで、カラスの鳴き声のようだったと聞きます。
村の者達は、子供の奇声に優しく笑いかけ、髪の抜け落ちた頭を愛おしそうに撫でる母親の姿を見て、
恐怖で皆その場から逃げ出してしまったのだそうです。
散り散りに逃げた村の者達はその晩、村の長の家に集まり出します。
何か得体の知れないものを見た恐怖は誰一人収まらず、それを聞いた村の長は自分の手には負えないと判断し、
皆を連れてある住職の元へ行くことにします。
その住職というのが、私のご先祖に当たる人物らしいのですが・・・
相談を受けた住職は事の重大さを悟り、すぐさま母親の元に向かいます。
そして母親の横に連れられた子を見るや、母親を家から引きずり出し、寺へと連れて帰ったそうです。
その間も、その子は住職と母親の後をずっと付いてきて、奇声を発していたのだとか。
寺に着くと、まず結界を強く張った一室に母親を入れ、話を聞こうとします。
しかし、一瞬でも子と離れた母親は、その不安からかまともに話をできる状態ではなかったと聞きます。
ついには子供を返せと、住職に向かってものすごい剣幕で怒鳴り散らしたのだそうです」
A「それでどうなったんですか?」
坊「子を想う母は強い。
住職が本気で押さえ込もうとしたその力を跳ね飛ばし、そのまま寺を飛び出してしまったのだそうです」
坊さんは少し情けなそうな顔をしてそう言った。
坊「その後、村の者と従者を何人か連れて、母親の家に行きましたが、そこに母と子の姿はなかったそうです。
そして家の中には、どこのものかわからない札が至る所に貼り付けられ、
部屋の片隅には、腐った残飯が盛られ異臭が立ち込めていのだとか」
この時俺は思った。あの旅館の2階で見たものと同じだと。
坊「そこに居た皆は同じことを思いました。母親は子を失った悲しみから、ここで何かしらの儀を行っていたのだと。
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