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八木橋裕子の物語の感想スレ

146Dr.J:2009/05/01(金) 20:35:03
「エホバの証人」などの実例で見るごとく、『有効な治療法が有ると知りながら、個人的な理由でそれを拒否する』患者をどう扱うか。医療に従事する者にとっては、永遠に正解の無い難題でしょうね。本人の意志を尊重するか、無理矢理にでも治療を受けさせるか。ある意味でどちらも正しく、ある意味でどちらも間違っている。

 間青年の父親は、「そうすれば助けられると解っていながらそうしなかった」ことで非難されたわけですが、当の患者さんが、「自分の意志でサイボーグになることを拒否した」のなら、これは明らかに不当な避難であり、彼が恨むのも当然でしょう。

 しかし、「国が一人でも多くの特殊公務員を確保したがっている」のは事実だったとしても、「国と義体メーカーと病院が、義体化手術をせずとも患者を救ってしまう父を邪魔に思い、マスコミを動かして自殺に追い込んだ」というのは、彼の被害妄想でしょうね。発覚した場合のことを考えれば、あまりにリスクが大き過ぎる。
 吉澤医師が間青年に反論しなかったのは、何を言ったところで彼は信じはしないと解っていたからでしょう。

 彼が憎むべきは、スケープゴートを求めたマスコミそのもの、イエロージャーナリズムそのものではないでしょうか。


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