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アドルフ・アイヒマン−悪の陳腐さと凡庸さを表徴する男−
1
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2008/10/19(日) 03:13:52 ID:???0
以前よりフロムの悪についての関連で、碇シンジとナチス・ドイツ
のアドルフ・アイヒマンの一致性について簡単に触れてきたが、実
のところ、フロムのやり方だけでは説明しきれていない。今回はい
わゆる「アイヒマン裁判」の記録を編集して映画化した「スペシャ
リスト」から具体的な言説を洗い出し、これまで述べてきたフーコ
ーの真理と権力とは不可分とする「知=権力」に基づいた政治<解
剖>を応用しつつ考察を加えてみよう。
まずは簡単な概要である。
アドルフ・アイヒマン中佐、親衛隊隊員番号45326号。彼は第
二次世界大戦中、ユダヤ人強制移送の専門家=スペシャリストと呼
ばれた男である。彼は戦後、偽名を使って逃亡し、国際赤十字から
の渡航証を得て、当時親ナチス政権だったアルゼンチンに潜伏して
いたが、かなり問題のあるやり方(アルゼンチン政府に無断でイス
ラエル政府がアイヒマンを拘束・強制出国を強行した)で、イスラ
エルに連行され、裁判にかけられる。
ハンナ・アーレントがその裁判についての著作を書き記しているが
その表題は「イェルサレムのアイヒマン−悪の陳腐さについての報
告−」となっている。その題名のとおり、裁判においてはこのアイ
ヒマンにおける「悪の陳腐さ・凡庸さ」がひと際目立った問題とし
て表れている。
検事側から「民族の抹殺者、人類の敵」と激しく追及されるのに対
し、アイヒマンは「自分はただ、忠実に義務を果たしたに過ぎず、
組織の歯車として働いた自分に責任はない」と弁明する。この言論
の応酬は見応えのあるものである。
(この項続く)
2
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2008/10/19(日) 15:28:20 ID:???0
−ヴァンセー会議について−
「議事録にこういう一節があります。『最終的に様々な解決策が論じ
られた。』憶えていますか?」
「その通りでしょう」(アイヒマン以下Eと略)
「何を議論しました?」
E「様々な殺し方です」
「殺し方ですって?・・・では・・・、会議の後、ハイドリヒとミュ
ラー、それにあなたの三人が後に残って祝杯をあげたのですか?あと
の二人は解るが、なぜアイヒマンが?」
E「報告書のためです。我々しかいなかった。ハイドリヒが書く内容
を指示し、彼が要点を列挙した後は、この話はもう終わりでした。私
はコニャックを何杯か勧められました。それだけです。」
「今、あなたは報告書にない部分で、殺し方を論じたと・・・」
E「いいました」
「誰と話したのです?」
E「詳細は、記憶には(おぼろげです)。ただあの紳士たちが露骨な
言葉で、<そのこと>を話していたのを覚えています。報告書に書か
された用語と違う、あからさまな言葉で、遠まわしな言い方はなかっ
た。だからこそよく憶えているのです。こう思った、『シュトゥッカ
ートはいつも言葉にうるさく、規則でがんじがらめな男なのに!』そ
れが、そのときの彼の口調はまるで・・・、法律用語とかけ離れた語
彙でした。」
「彼の意見は?」
E「詳細は忘れました」
「詳細はいいから・・・、全般的には?」
E「殺害・殲滅・絶滅についてです。私は報告書を書くため、席をは
ずしたのですが、言葉の端々は耳に。あまり大きな部屋でもありませ
んし」
「なぜその衝撃的な話を、忘れたというのですか?」
E「閣下、それは違います。重要だったのは・・・」
「(遮るように)殺し方の話が重要でないというのですか?」
E「殺し方の話ですか?」
「それが今の論題です!」
(この項続く)
3
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2008/10/20(月) 07:05:29 ID:???0
「ガス処刑の話は?」
E「いえ、ガスは」
−聴衆のざわめき−
「静粛に!これから読み上げる証言を、注意して聞いていただきだく
思います。テープもお聞かせします。」
<アイヒマンの証言>(カセットテープの記録)
《後になって出席者が喋ったことを、私は記憶しています。国務大臣
レベルの高位の将校がそろった会議に出たのは初めてでした。誰もが
落ち着いて親切で、たいした議論もなく、対話はすぐに終わり、終わ
るとコニャックが出され、それで修了だった。この会議の結果につい
ては自分の立場を考えても満足できた。そのときの私の安堵感は、ピ
ラトが感じたであろうものに近い。罪や責任を逃れられたのだ。帝国
の重要人物たちがヴァンゼーに会した。命令が下され、私は従わねば
ならない。その後何年間も私はそう肝に銘じた。だが・・・》
(テープ停止)
「ピラトが手を洗ったのは内省的な問題だったと私は思うが」
E「私も同じです。自分ができることは全てやった。しかし私は上に
従う道具に過ぎない。率直に言えば、私自身の責任ではないと諦めた
のです。これが私の見方です。自分については、外の現実はあまり考
えず、ただ自分の良心のことだけを。」
「では42年にあなたが手を洗ったのは、心理的な留保であったと?」
E「42年ですって?」
「ヴァンゼー会議です」
E「ああ、ヴァンゼー会議ですか」
「それは心理的な留保の現われだと?」
E「・・・(首をかしげるアイヒマン)」
(この項続く)
4
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2008/10/20(月) 13:15:14 ID:???0
フロムの社会心理学の分析によると、アイヒマンはその青白い面貌か
らしてもうネクロフィリアだと断定されてしまう。彼の言う、ある種
の社会的環境に置かれた者の心的硬化への過程というものを踏まえて
も、それを完全に否定することはしないまでも、それだけでは少々論
証に欠けてしまうだろう。アイヒマンという人物は見た目ではただの
一農夫で、一般的な家庭人であり、その「普通さ」は滑稽であるくら
いなのだが、それがある意味底知れぬ恐ろしさを感じさせる何かがあ
るといえる。
目に付くのは、判事のいわゆる「一般的な良心」を問おうとする方向
に対してアイヒマンがまるで機械のように事務的な返答を多くしてい
るほか、判事が重要だと思われるようなこと(殺戮の仕方)について
の追求に対して何のことだかよく解らず首をかしげて沈黙したりと、
アイヒマン本人が自覚のないまま被害者の感情を逆撫でてしまってい
るところである。
彼はひたすら、自分がナチスという組織に従う道具であり、その歯車
を効率よく動かせるよう潤滑油を注いだりするのが組織の中での自分
の「役割」であって、それを表徴することを強いられる立場にあった
ということから、もはや自分の意志を捨て、責任を組織に回避させる
ことで諦め、自分の仕事を行ってきたといっている。
(この項続く)
5
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2008/11/10(月) 13:03:09 ID:???0
アイヒマンの証言が行われた後、被害者たちによる証言が語られだす
のだが、この点においてひとつ留意しておくべきことがあるように私
には思われる。それは法廷において「真実を語ることを約束する」と
いうことと関わってくる。
上記の問答があった後、被害者の方々がそれぞれ自分が遭遇した「事
実」を告白する場面となる。だがここで述べられる事実というものが
問題を帯びていた。これは作為的ともとれるような印象すらうかがえ
るのだが、裁判の本題からどんどんずれてしまうのである。
アーレントも述べているが、それはこの裁判の主導権を握っているラ
ンダウ判事の懸念事項だった。このランダウ判事は、当時のイスラエ
ルにおける支配的な興論に屈することのないように常々配慮を怠って
いなかった。
対して検事側は、アーレントに言わせると芝居がかったことが好きな
趣味を持っていたとされる。実際私の目からも、検事のやり方には見
世物裁判的な要素、すなわちアイヒマンを「ユダヤ民族の敵」と位置
づけ感情のはけ口に仕立て上げようとする要素が多かったように思わ
れる。
それは被害者たちの証言によってさらに煽られていくことになる。あ
いつがやった、自分はこんな目にあった、全てあいつのせいだ!とい
うような発言が続いていく。中には「沈黙」という形で応えるものも
あった。
(この項続く)
6
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2008/11/10(月) 22:28:26 ID:???0
H=判事 K=検事 E=アイヒマン
H「検事、今の証言は・・・、深く心を揺さぶる詩人の言葉でした。
しかし・・・、今の証言は・・・、この裁判の目的とは無関係です。
最後にこう言うのはまことに心苦しいのだが。」
K「いえ、残念です。」
H「当法廷には本件について明確な目的がある。検察の議論はその枠
内で進めるように。」
K「そうしています、閣下」
H「この裁判は本題とは(明らかに)異なった方向に進んでいる。」
K「それはまだ全体像が把握されてないからでは?」
H「あなたの冒頭論告では、検察側の意図が明確に示されていたと思
うが?」
判事は常に心配りを怠らない。検事が暴走気味である調子はド素人の
私にすらもわかるくらいである。この後、やはり検事の攻撃的な追及
が続く。
(詰問調で)
K「ユダヤ人は虐殺収容所に送られたのではないのか?ヤーか!ナイ
ンか!」【ヤー=独:ja(英:yes)ナイン=独:nein(英:no)】
E「否定はできません。私には命令が。忠誠の宣誓に従わねば。命令
は無視できず、しようとも思わなかった。しかし、自分の意志でもな
かったのも確かです。」
(虐殺収容所へのユダヤ人輸送の際に死んだものについての責)
K「輸送の間に何百人もの人間が、目的地を見ずに、死んでいたこと
は知っていたか?」
E「知りませんでした。随行は私の仕事ではありません。治安警察の
職務でした。でも噂はありました。」
K「それを防がなかった。」
E「私に防ぐ権限があれば、最初からやっていない。良心に従ったで
しょう。」
K「死を防ぐ手立てはなかったと?」
E「(判事に対して)閣下、私は移送には立ち会っていません。命令
は治安警察が受け、その執行は彼らの義務でした。ベルリンの私には
現場で何が起きたかはわからない。」
(この項続く)
7
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2008/11/11(火) 12:11:33 ID:???0
H「書類をよく確認してください。本部局の責務は四つですね。『ある特定
集団の人頭の登録』『強制収用』『強制移送』『財産の没収』。」
E「ええ。」
H「この4つともあなたの義務だったのでは?」
E「そうです。命令は保安警察長官から、場合によっては各部局のトップを
通して、そして第四部部長が私に具体的な指示を出す。」
K「あなたは完全に受身だった?」
E「・・・そうは言えないでしょう。私は今言ったとおりに行動し、命令を
遂行したまでです。」
K「その命令は下されていた!」
E「そうならハイドリヒが、ヴァンゼーでこう言ったはずです。『アイヒマ
ン君、全て決まった。すぐに取り掛かり、速やかに実行を』でも現実は違っ
た、ヒムラーは次々に命令を出し、何百もの部署がそれぞれ全体の中で職務
に従ったのです。不運にも私もその一人でした。規則に従って、問題を処理
し、命令に従った、それは否定しません。」
K「あなたは命令に従うだけでなく、立案にも関わったと、本当にそう証言
を?」
E「そんなはずは」
K「考えなかったのか?馬鹿だったのか?」
E(何か言おうとするアイヒマン)
K「立案に関わったか?(遮るように)」
E「関わった?」
K「そうだ!」
E「もちろんです」
K「では馬鹿でないと?」
E「無論です」
K「では理想主義者か?(まくし立てるように)」
E「それはそうです」
K「ではこれは本当か?」
E「いえ、私は命令を・・・」
K「ここに書いてあるぞ!(資料をわなわなと震わせ怒声をこめて)」
E「ユダヤ人問題に関しては、建設的な限りは、私の理想にも合致します。
ですが、破壊的な面は違います。否定的なことに関しては、理想主義者では
なく悲観主義者(ペシミスト)でした。」
K「・・・何箇所かで、あなたはこう書いている。我々の知る限り、特に問
題なし。この意味は・・・、輸送と定員の問題が解決されて、輸送がすぐ始
められると?」
E「そうです。だから『命令により・・・』と・・・。」
K「自分で書いている。」
E「署名は私ですが、書いていません。説明は簡単です。文書は他部門との
間を往来します・・・。」
(ざわつく聴衆)
H「落ち着きなさい!証言を聞くなら静粛に!」
8
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2008/11/11(火) 12:58:29 ID:???0
E「規則により、書簡は部局長の指示に従って書かれ、各部署では、
その指示の通りに書簡を書きます。普通、書簡は宛先の職務によって
何度か書き直される。部局長は各部署に指示し、色つきの十字で、自
分が署名すべきかどうか、保安警察長官が署名すべきかを伝えます。
こうした指示は赤か青の十字で、伝えられます。」
H「それは無関係だ。質問には、分かる限り正確に答えなさい。分か
りますか?」
E(黙ってうなずくアイヒマン)
K「そうした書簡がたとえ部下の書いたものでも、署名したあなたに
責任はあるのでは?」
E「もちろんです。署名は上司に与えられた権限ですから。上司がい
ない以上、私が証言を」
K「意味が違う。責任を感じますか?ヤーかナインかで答えてくださ
い。」
E「それは認めかねます。命令で署名したことで、なぜ私個人が罰せ
られるのか、理解できませんから。」
K「それは何度も聞きました。よく分かっています。ミュラーの命令
だったという、あなたの主張は分かっています。でも直接の指示はあ
なたで、あなたの署名だ。」
E「失礼しました、検事長。今朝言われたのを忘れていました。ただ
私が司令官に命令したという類の、誤解は我慢できませんで、自動的
に反論してしまう。自制できなくて。今後は気をつけます。」
K「今のが反射的だというのは分かっています」
(ざわついている聴衆)
H「傍聴人は自制するように。続けなさい」
K「『私が次の指示を・・・』この『私』があなたではないと?」
(さらにざわつく聴衆)
H「やめなさい!」
E「ドイツの『官僚用語』です。私の個人的な手紙ではありませんか
ら。」
9
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2008/11/11(火) 23:50:50 ID:???0
断っておくが、私はアイヒマンを弁護しようとする意図でもって語っている
のではない。検事側は人間の原本的な特性についての視点に鈍いのではある
まいか。物的根拠を持ち出してもアイヒマンから検事にとって手応えのある
反応を引き出すことができないのは、そのためではないかと思うのだ。
一見苦し紛れの発言に思われるアイヒマンの言であるが、映像を見る限りに
おいては特に慌てた様子もなく素なのだ。それゆえに聴衆らはざわつきだす
のである。「信じられない」「本当に人間の発言か?」といった風情であろ
う。だがこの発言は確かに「アイヒマン」という名の「人間」の発言なので
ある。それ故に聴衆らは感情的になり、怒り出すものまで現れるのだが、そ
れは実際には恐怖から生じているものだと考えることができる。
絶対知が始まるとともに非知が始まる、とはバタイユの言であるが、恐怖と
はこの「非知(non savoir)」に相対したときの戦慄である。我々人間は、
普段は人間だけが持つ生得的な能力である言語活動(ランガージュ)によっ
て言分けされ、有意味的にゲシュタルト化された時空の世界、すなわち「意
識の世界=コスモス」の住人で、その中でも「規律・訓練」によって硬化し
制度化された、身体を拘束する監獄としてのゲシュタルトの世界、すなわち
ラングの世界(=ノモス化された世界)に生きている住人である。これはい
わゆる表層意識において人々が認識している世界である。
表層意識において人々が共通認識として明確に知っており、ともに持ち合わ
せているから安心していられるということがあろう(我々意識)。だが突然
一切が明瞭でない事態に遭遇すると、人間は恐怖し、戦慄する。これが絶対
知に対して常に生じている「非知」の世界、すなわち無意識(=カオス)の
世界である。文字通り、実体化されていない世界である。
裁判に参加している聴衆からして、あるいは検事からしてもだろうが、彼ら
にとってアイヒマンの発言、あるいはアイヒマンの存在そのものが「非知」
の領域の人間、カオスの世界の住人である故に、その恐怖に慄然としてざわ
めきだしたのではなかろうか。
(この項続く)
10
:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2008/12/22(月) 06:30:22 ID:???0
さて、続きである。今度は同じユダヤ人でも同胞を裏切ったと聴衆の
中から叫ばれる対象となるユダヤ人に対しての尋問である。
H「アイヒマンがユダヤ人評議会をホテルに集めて計画を提示。アイ
ヒマン中佐が話をした。まずユダヤの星マークについて、ユダヤ人評
議会が供給すべきで、約三百万枚必要だと。また住所などの変更は、
全て報告し、許可を得るように。問題を起こさねば危害は及ばない。
さらに後にはこうある。彼はユダヤ図書館と芸術に興味が。三十四年
以来、その問題を。ヘブライ語も話す。我々の博物館のことを伝える
と、是非見たいといった。ユダヤ社会は理解すべきだ。規律と秩序さ
え守ればいいのだと。あなたはブダペストでアイヒマンと?」
Y「はい」
H「何時間ほど?」
Y「せいぜい半時間です」
H「今の言葉から察するに、平穏な面談だったと?」
Y「その通りです一回目か二回目か憶えていませんが、ユダヤ人の小
社会が解消され、全てを中央に集中させると。我々に責任をもち、交
渉もできる。」
H「対独交渉に応じた評議会の構成員、あるいは代表は何人でした?」
Y「向こうの指示では、せいぜい四・五人でもそう呼んだ。これも我
々を安心させるためでした。ユダヤ人評議会の意味は知られており、
そこで“ユダヤ人中央委員会”の呼称を使っていました。私をいれて
七人でした。」
H「この会合で被告人が、近親者のゲットー送り免除に賛成しました。
近親者とは誰のです?」
Y「中央委員のメンバーのです」
H「あなたが要請を?」
Y[いえ、われわれは]
H「もうひとつだけ。強制移送が行われていた地域に、各地の情勢に
ついての情報を提供しましたか?」
Y「アウシュヴィッツの実態を知ったときには、ハンガリー東部と東
北部のユダヤ人30万人が、既に送られていました。これは通知しま
した。彼らにも事態がわかっていた。でも我々に何ができました?」
<騒ぎ立つ聴衆、その中でも一人がいきり立つ>
H「やめなさい!その男に退去を。法廷内では静粛に!法廷内では静
粛に!このままでは閉廷にします!警告は最後です、静粛に!議論は
あとになさい。」
Y「失礼します閣下。今の騒ぎの前の・・・、発言について、なぜ逃
げろと提示しなかったのかというが、逃げた者の半数は捕まり、殺さ
れていたのです。その場合の責任は?逃げる場所がない以上捕まるし
かない。」
H「質問の答えになっていませんね」
<ランダウ判事の抑止にも関わらず騒ぎ立てる聴衆>
「奴だ!奴だ!我々を犠牲に自分の家族を助けた!」
<収拾がつかなくなる>
H「その男を退席に。閉廷にします」
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