したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

神聖にして呪われたる生贄

2【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2008/08/17(日) 19:39:01 ID:???0
生贄の儀式といっても、その有様はどことなく古代ローマのコロッセオ、
つまり闘技場において、富のある者が自分の「もの」である奴隷闘士グ
ラディエーターを、見世物として、相戦わせるそれに近い。奴隷はそれ
を従えている人間にとっては「もの」であり、私財である。そしてその
富を有している者同士の優劣の競い合い、退屈に身をもてあましている
熱狂的観衆の娯楽のためだけに、奴隷闘士グラディエーターは命を賭け
て戦うことになるのだ。

これもまた生贄の儀式的なものとしてみることができる。この見世物と
しての娯楽、それはものであるグラディエーターを闘わせ、その殺し合
いという蕩尽によって華々しく私財を散らせるのだ。その中でグラディ
エーターは武器を手にとって戦うことが出来る。その有様は奴隷のよう
ではない。だが、その熱狂的な観衆の欲望を満たすために、それは生贄
として捧げられ、オルギアの中で死んでいく。

戦いの果てにアスカと弐号機は、ロンギヌスの槍に貫かれ、まるで鳥葬
の対象のように晒され、量産機によって蹂躙され、カンニバリズムに晒
される。エヴァをヒトだという説明があるならば、それは明らかに人肉
嗜食のカンニバリストたちによる、「凌遅刑」に等しいのである。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板