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バサラ日記（その６）
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神戸サイエンスバーバサラ。
創業２年で、経営が軌道に乗る直前まで来ている。
先月の売上月８０万円が続くのなら、店は維持できる。
多くの人の助けで、そこまでは成長した。
問題は、この月８０万円売上を維持できるかどうか である。
月が明けて ここ数日、やや不調だ。目標より３割減になっている。
梅雨で三宮全体の人通りが減ると、バサラの経営にも
その消費の波が直撃する。一日客数が半減する日が多い。
梅雨のためか女の子の当日欠勤も増えている。
サイエンスバーだ、科学啓蒙だ、何だと言っても
酒場は、女の子で 回っている。女の子抜きでは 商売にならない。
その女の子の当日欠勤が増加した事によって、当初の売上目標が
達成できないのなら、女の子を増やすしかない。
本日、求人誌への支払い２万円を終わらせた。来週月曜日から
求人誌に、バサラの求人広告が載る。そこで美しい若い女性を
何人か確保できれば、また経営が上向きになるだろう。ここで
また一勝負である。「いい女」が確保できるかどうかは
やってみないとわからない。それが酒場の経営だ。
サイエンスバー経営の極意は、女にあり。
それが私の結論だ。綺麗事では、店は維持できない。
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