このように訳せる理由がよくわかりません。というか、あやふやです。
だって、take の目的語であるはずの人が日本語訳では to 不定詞の主語になってしまっている
のだから、訳がわかりません。
だけど、自分なりに考えてみました。
例文:It takes the average moterist 317 feet to stop a car that is going at 55 miles an hour.
(訳:平均的ドライバーが時速55マイルで走る車を停めるには317フィート必要である。)
take は
「意識的に手にとって、have 空間(主語の守備範囲内とでも言いましょうか。)の中に取り込む。」
というのが基本イメージで、
またこの文は第4文型だから、「手渡す」というのが基本イメージです。
It を「漠然とした状況のit」ととるか「形式主語のit」とるかが問題となると思いますが、
とりあえず両方でとっておくと、
「漠然とした状況は、317フィートという距離を意識的に手にとって自らの中に取り込むのです。
『317フィートという距離ってどんな距離?』という不足情報があるけれど、
その不足情報は to stop 以下が埋めてくれる。317フィートという距離は、
時速55マイルという「点速度」(一定速度)でワシャワシャ進んでいる車を停めるのに必要な距離。
そして平均的ドライバーにその取り込んだものを手渡すのです。」
or
「それ(It)は317フィートという距離を意識的に手にとって自らの中に取り込むのです。
それ(It)というのが不足情報で、その不足情報は時速55マイルという「点速度」(一定速度)で
ワシャワシャ進んでいる車を停めること。
平均的ドライバーにその取り込んだものを手渡すのです。」