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ノート

87千手:2009/09/11(金) 22:15:55
次の民俗がおもしろい。

>夫から私が十七八歳の頃に
>は城下の鏡河原に二ヶ所上の河原と下河原に土俵があった。所がソコには士族は
>行かれぬ事に為つた居つたが相撲好の侍は忍んで行く、そこに行けば些細の事があつても無
>礼咎めをしない、又平民もそこに来れば武士に対しても酷い用捨をするに及ばないと云
>ふ一種の風習が其間に行はれて居つた。それで武士がそこに立混る事も殆ど公然の
>秘密と云つて宜い。武士は覆面で頬被をして相撲を取る、然れども其翌日になると云ふ
>と出入の酒屋などが台所に来てからに家人と話をして、「夕べコツチの旦那を擲げて遣つ
>た」、と云ふから直き判つて仕舞う。
 (全集、pp.747-748)

板垣が土佐のことについて述べるものは、実に生き生きしていておもしろい。

88千手:2009/09/11(金) 22:40:18
親友の後藤(象二郎)は、東京に出ても「三段目の頭や二段目の裾位に居る相撲には優に敗ない程取れた」という。

>それから段々身を入れて見ると相撲は戦や武芸と同じ様なもので殆ど変らない、
>孫子十三篇を解釈して相撲に嵌めても嵌らぬ事はない位である。
(p.748)

後藤とは一緒に行って取っていた。それだけに相撲にも一家言あった。

>一体相撲に一番必要の事は立合と、それから立合の上ズッ張りと云ふ
>ものが激しくあると敵が嫌がる、さうすると自分の儘に相撲が取れると云ふ事が一番肝
>要の事である。
 (p.749)

当代の相撲取り評もなかなかの見方だと思う。


そして最後に引き出してくる教は実践的なことだ。

>其虚実の変化と言ふものは余程面白いものであらうと思ふ。
(p.752)

90千手:2013/10/09(水) 21:08:28
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■ 2013/09/03(火) 00:36:23ns4009028.ip-192-99-0.net


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