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哲学的・雑談的 3
44
:
千手★
:2007/08/26(日) 18:07:19
>>39
,
>>40
明敏な人はもうその先までわかると思うので言っておくと、
「ヒグマはカムイだ」としてアイヌ文化を語るのではなく、
ヒグマがカムイとしてアイヌの人々に理解されてきたことの根にあることが、
今回の姉崎さんの話から見てきた、ということなのです。
つまり、ヒグマの偉大を猟師だけが理解していたのではなく、ほとんどのアイヌがそれを理解していて、
それでヒグマをカムイ(=神)と考え、呼んでいたのだろうということです。
この観点は、これまでのアイヌ文化論を一歩先に進める洞察のははずです。内容そのものは
十七年前に蘭越のおばあちゃんたちが口を揃えて言っていたことでもあるのですが。
今までその意味がわからなかった。
ヒグマが偉大だからこそ、アイヌの人達は、ヒグマを自分たちの祖先と考えるのです。
ヒグマが強いからだけではない。人間として立派だから。生物として立派だからなのです。
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