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哲学的・雑談的 3

12Pentatonics★:2007/07/22(日) 01:20:25
この物語はRead_onlyです。商業や行政が用意する「いわれがき」は、「ふーん、そうなのか」と読まれるだけのテキストです。詩歌において、一人称で語り出される言葉が地域の固有の経験を生み出すということを思うと、この違いは大きいように思います。
今の「物語」は、その名に反してここにいる誰によっても語られないことを特徴としているように見えます。ここにはいない誰か、作家やプランナー、メディア上の人びとによって、テクニカルに用意されるテキストが、「物語」と呼ばれているように思われるのです。

多くの人たちによって、さまざまなヴァリアントを派生させながら繰り返し語られるもの(これは今言っている「物語」とは違うあり方です。この「誰かによる物語」に対して、「われわれの物語」と言ってもいいかもしれません)は、固有の場所経験と結びついていく契機を含んでいたはずです。口承で伝えられる伝説、愛誦される詩歌、叙事詩といったものは、そうした回路を通じて、ひとりひとりの内に固有の場所/地域の経験を作り出していったのではないか。


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