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曽野綾子 名言集
1
:
ゥ
:2015/07/30(木) 14:47:43
考えてみれば人生はすべて過程である。
これで完成ということもなければ、これで失敗ということ
もない。
出典「完本 戒老録」
2
:
ゥ
:2015/07/30(木) 14:51:11
貧困は叡知の源である。
3
:
ゥ
:2015/07/30(木) 14:52:50
「私たちはすべてのことから学べる。悪からも善からも、実からも虚からも
おそらく学べる。狭い見方が敵なのであろう」
4
:
ゥ
:2015/07/30(木) 14:59:58
日本財団 図書館
ざいだん模様
ttps://nippon.zaidan.info/kinenkan/zaidan_moyo_search_view.do
5
:
ゥ
:2015/07/30(木) 15:02:41
日本財団 資料庵
ttps://nippon.zaidan.info/kinenkan/
6
:
ゥ
:2015/07/30(木) 15:10:08
年を取るとけちになる、とかねがね聞いていたが、最近自分が年を取るにつれて
この気持ちがわかって来た。適切ということと、ものの命を使い切るということが、
この上なく美しいものに見えて来たのである。
しかし適切ということほどむずかしいものはない。食べ物も、多からず少なからず食べる
ということには、克己心も知識も要る。いささかの不足が心を爽やかにすることもあれば、
無駄なほどの潤沢が心を和ませる日もある、と知ったからだ。このように心と体は時にはお互いに
造反もするから、そのどちらをも、私たちは適当にあしらってやらねばならない。
しかし肥満者が国中にいっぱいいるという状況も、痩せて栄養失調の人がたくさんいる国と同じくらい社会が病んでいるのだし、このおろかしく無意味な不均等は、何とか世界的に本腰を入れて治す必要のあることだろう。
7
:
ゥ
:2015/07/30(木) 15:15:18
しかし何よりのぼけ防止策は本当は家事をやることである。家事というものはほんとうに大変だ。
殊に私のように古い家に住んでいると、絶えず気を配って破損箇所を修理していなくてはならない。
壊れるだけでなく汚くもなるから、張り替え、取り替え、そのための職人さんとの交渉も結構手がかかる。
他にもゴミは何時までに出す。お昼までにミルクと鶏肉とキャベツを買いに行き、今日は天気がいいから
まな板を陽に干すことにしよう。午後は買って来た吊るしの服のカフスのボタンの位置を直し、
夕方には水撒きをして……などと考えると仕事の手順には際限がない。
冷蔵庫の中身を覚えることは、機能の悪いコンピューターくらいの精度は要る。古いものから
食べる、買ってあったものをうまく使えるように記憶する、容器や道具をあるべき場所におく、
などということだけでも、ぼけない前からできない人がいるのだ。老年になってそれができたら
大したものだ、と私は思っている。
そんなことはくだらない仕事だ。人間がみみっちいから考えることだ、などと言う人もいるだろう。
しかし世間(の主に男たち)はこんな実益を兼ねたぼけ防止策をなかなか実行しないのである。
8
:
ゥ
:2015/07/30(木) 15:19:37
日本の教育がこんなにも荒廃した理由は、いくつも上げられるけれど、一つには本を
読まなくなったからである。
今の日本では、ものわかりがいい、と思われることが誰にとっても実に大切なので、
子供も大人も漫画しか読まないとなると、すべての通達を漫画にしましょうなどと提案して、
さも自分は新しい考えと思想の持主だと思われようとする。
私は漫画もテレビも音楽も大好きである。活字ではなく、画像にした方が明らかに簡単で
有効なこともたくさんあるからだ。「この先の道は狭くなっています」などという指示は、
言葉より画像の方がどんなに直截かわからない。機械の使い方を図に示さずに文章だけで伝える
などということもまた、ほとんど不可能に近い。
しかし活字が与える創造力・想像力もまた途方もなく大きい。一つの文章から、読む人は一人一人が
全く別の思想、別のイメージを持つ。それが個性というものだ。その方面の個性の開発も、また重要
なのである。
9
:
ゥ
:2015/09/13(日) 17:34:04
昔私が取材した小口金融の男は、金を貸してくれという家では必ずトイレを借りるのだ、
と私に話した。当時のトイレットペーパーは、普通は落とし紙といって四角く切った再生紙
だったが、新聞紙を置いている家でも構わない。とにかくきちんとはさみで切って入れて
あるうちには金を貸してもいいのだという。しかし、「ひっちゃぶって」使っているような
だらしないうちには金を貸さないので、行きたくなくてもトイレは借りなくてはいけないのだ、
と金貸しの極意を教えてくれた
10
:
ゥ
:2015/09/13(日) 17:55:18
世間には確かに「いい時に病気した」と思われる場合がある。その時、その人が病気に
かからずやり続けていたら、間もなく死んでいたかもしれないのだが、病気をきっかけに
食生活のでたらめや、勤務時間以外にも無理して働いたことを思い出し、生活を改変する
のである。病気をしなければ、こういう人は決して生活を改めないのである
11
:
ゥ
:2015/11/18(水) 13:43:28
人生は総てこうだな。人の行かない方に行く、やりたがらないことをする、
というのがすらすら行くこつだね。(湖水誕生)
12
:
ゥ
:2015/11/18(水) 13:49:05
人生は決して二つと同じものはないのだ、といつかあなたはおっしゃいました。
だから、それがいいものでも悪いものでも、受けるほかはない、ただしどんなに
悪いと見えるものでも、それは神があなたを信じて、あなたがそれを使いこなす
ものと信じてあなたに特別に贈られたものだと、あなたはおっしゃった。
(この悲しみの世に)
13
:
ゥ
:2015/11/18(水) 13:56:54
このごろつくづく思うのは、神はあらゆることをお使いになる、という実感
だけです。神はその人の賢さもお使いになりますが、往々にしてその愚かさ
さえも祝福されるように、その人がその愚さによってのみなし得るような
仕事をおさせになります。そのからくりに対して人間は何を言えましょう。
(旅立ちの朝に)
14
:
ゥ
:2015/11/22(日) 15:17:17
貧困は叡知の源である。
15
:
ゥ
:2015/12/24(木) 21:40:34
この世にはどう解決のしようもなく、ただ、死ぬまで、
その事とお付き合いしていかねばならないという事が
ある。病気も、人間関係も、性格の歪みも、能力のなさも
すべてその中に入る。
出典「ほんとうの話」
16
:
ゥ
:2015/12/24(木) 21:42:43
人間は長寿になればなるほど理性的に食料を適切に減らし
ていくことを覚えなければならないのである。
出典「七歳のパイロット」
17
:
ゥ
:2015/12/27(日) 15:51:58
「私たちは自分のお金で好きな時に好きな所に行ける。嫌な人に会わねばならない時もあるが、
たいていの時は会いたい人にだけ会っていられる。多くの場合心にもないことを口にしないで済む。
非人間的なほどの忙しさに苦しまない。それもこれもすべて自分の小さな力の範囲で「分相応」に
暮らす意味を知ったからである。その釣り合いがとれた生活ができれば、晩年は必ず精巧に輝く
のである」
曽野綾子 「人間の分才」
18
:
ゥ
:2015/12/27(日) 15:54:34
「私がスポーツ世界の空気に馴染めないのは、努力すれば必ず報いられる、などという
美談を押し付けられるからだ。私の八十余年の体験だけでも、努力してもダメなことは多い」
曽野綾子 「人間の分際」
19
:
ゥ
:2017/08/25(金) 22:45:00
「今日、答えを出さなくて、いいのよ。答えを引き延ばす、っていうことだって
偉大な知恵なんだから。私なんか長い間、その手でどうやらその場しのぎを
やってきたんだわ」
「そうですね。ある朝、突然に、ものの見方が変わっている、ってことはありますね」
「飼猫ボタ子の生活と意見」
20
:
ゥ
:2025/04/14(月) 19:12:38
自分を追いつめないようにすること。その方法は、何にでも「たかが」をつけて考えることです。
21
:
ゥ
:2025/04/14(月) 19:42:03
理想どころか、平均値も求めないことだ。平均とかいう表現は慎ましいようでいて、じつは時々人を脅迫する。
(「悲しくて明るい場所」)
22
:
ゥ
:2025/04/14(月) 19:49:25
片隅に生きるということはほんとうにすばらしいことなのだ。悪の影響は薄まり、
思い上がるということなく済み、かつ、基本的な自由を謳歌できる。自由のない生活など、
人間の基本的な幸福さえ拒否されているということだ。そのような職業(例えば政治家)に
就きたがる人の気持ちが私にはどうしてもわからない。ささやかな悪行が、ささやかに
できる場所にいないと人間は囚人になってしまう。
(「地球の片隅の物語」)
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