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2ちゃん NHKラジオ フランス語講座 スレ

16名無しさん:2016/04/21(木) 18:36:02
応用編 Le Petit Prince  講師:稲垣直樹・ジャニック・マーニュ

lecon 13

■稲垣直樹:王子様が地球に来て、最初に出会ったのが蛇だというのは、とても重要です。
ここで、この物語の結末に向けた伏線がはられます。
 まず、場所が砂漠で、自分の星が真上にあることを王子様は蛇との会話の中で確認しま
す。さらに、蛇にかまれることで、王子様が自分の星に帰還する可能性も示唆されます。
そしてなによりも、今回勉強している章には、蛇が古代から担っている象徴性に対するリ
ファレンスが豊富です。
 「砂漠の蛇、この俺は王様の指よりも力がある。俺はお前を船が運ぶよりも遠いところ
へやってしまえる。俺は、謎は何だって解いてみせる」と豪語する蛇。彼方の世界との橋
渡しをし、どんな謎でも解いてしまう全知の存在。先ず誰もが思い浮かべるのが、旧約聖
書創世記の蛇、即ち、エヴァを唆して知恵の木の実を食べさせ、人がエデンの園から放逐
されるきっかけを作った蛇ですね。
 蛇は悪のイメージが強いのですが、善の役割も担っていて、例えば、紀元後一世紀頃、
キリスト教と同時期に地中海世界に起こった宗教思想であるグノーシス主義(g
nosticisme)
において、蛇は人類に知ることを禁じた偽りの神、動物主デニウルゴスに対抗して人類に
知恵をもたらしたとして高く評価されています。
 また、ギリシャ神話に登場する医術の神、アスクレピオスが常に携えているカドケウス
という杖には蛇が二匹絡み付いています。
 蛇は脱皮を繰り返すことから、再生とか不死を象徴し、絶大な治癒力のシンボルとなっ
ているというのです。蛇の脱皮が再生と不死のシンボルであるということは、星の王子様
第26章で、王子様が自分の死について語るのに、「古い皮を脱ぎ捨てるようなものさ。古
い皮なんて、べつに悲しくもなんともないよね」と言っていることに対応します。
 それでは、ここで蛇が担っている象徴性、シンボリズムについてジャニックさんとお話
してみましょう。


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