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鬼和尚に聞いてみるスレ part12

779羊男:2018/11/30(金) 11:20:58 ID:4BGMono20

>>776 鬼和尚さん、まだ気づかないのかい?


観察のメスがずいぶん錆付いちゃってるようじゃないの。


おいらは羊男。札幌の「いるかホテル」に住んでる最強の菩薩一族の末弟なのさ。
鬼和尚さんみたいな仏陀が暴走を始める前に引導を渡すのが家業なんだ。
おかげで、いつしか「仏陀キラー」の称号を与えられるようになっちゃった。
おいらとしては「死神ファミリー」とでも呼んで欲しいんだけどね。


― 仏陀は菩薩を呼び、相争いてその智慧を練磨す… ―


これは乱世が来るたびに繰り返されてる逃れえぬ宿命なんだ。


なぜだか分かるかい?


自分に衆生を導く力がつくまで悟らないと誓った菩薩が俗世に出て行こうとするとき、
仏陀と智慧比べをする試練が待ってる。その勝負に打ち勝ったときにようやく悟れるんだ。
でも、この勝負で菩薩が仏陀に負けたことはない。


鬼和尚さんみたいな仏陀は、みんな大きな勘違いをしてるんだ。


菩薩道を経て悟った者の衆生を導く力と菩薩道を歩まずに悟った者の衆生を導く力には、
圧倒的な差がある。それは智慧の差じゃない。
経験の差なんだ。それに、この経験は悟った後からじゃ取り戻せない。
だから大乗の教えが生まれたんだよ。


鬼和尚さんは登校拒否をしていただけなのに中学校の卒業証書をもらったようなものでね。
仏陀の道について書かれた小乗の経典は完璧に読みこなしてるんだけど、
菩薩の道について書かれた大乗の経典はさっぱり読めてない。


それにね、真実の大乗の経典というのは「妙法蓮華経」と言ってね。
文字になってないんだ。それは聴こえる人にしか聴こえない経典になってる。
鬼和尚さんはその経典を聴く耳を持ってなかったから菩薩の道から外れちゃたんだよ。


そういう人たちが仏陀の道に入る。


そのうち、おいらにも鬼和尚さんに引導を渡さなきゃいけない時がやって来る。
おいらね、鬼和尚さんの説法大好きなんだ。
だから本当はやりたくないんだけど、宿命には逆らえないんだよね。
まったく因果な一族の下に生まれちまったもんだと思うよ。


― 智慧比べに敗れても、ただ、その巡り逢いを天に謝する ―


それが仏陀と菩薩の智慧比べの掟さ。


鬼和尚さんのこの仕事は次の時代の夜明けがくるまでだ。
後はおいらが引き受けてやるから、そのとき引導を渡しにいくよ。
それまで悔いのないようにやるといい。


おいらは鬼和尚さんみたいな骨のある仏陀と智慧比べできたことを光栄だと思ってるのさ。


それでは、いずれ、また。


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