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SNS:Sagittarius News Station vol.1
524
:
名無しの京産大生
:2014/05/17(土) 14:21:01
外来スズメバチ捕殺器設置 生息確認の対馬に
対馬市で日本での生息が初めて確認された外来種ツマアカスズメバチに対する捕殺器2個が、同市美津島町で試験的に設置された。今後、市内全域に設置される予定で、捕殺に有効な誘引剤の開発や、ツマアカスズメバチの分布状況、生態などの把握に生かされる。
ツマアカスズメバチは体長2〜3センチ。中国などに多く分布し、2012年、対馬市で確認された。市には昨年、ツマアカスズメバチの巣があるとの情報が計56件寄せられた。
捕殺器はスズメバチの生態に詳しい京都産業大の高橋純一准教授(分子生態学)が、養蜂家らでつくる「対馬市ニホンミツバチ部会」(扇次男会長、約75人)と設置。「据え付け型」(縦、横各約60センチ、高さ約15センチ)と「つるし型」(高さ約30センチ)の2個で、いずれも中には誘引剤を入れている。今後、同部会や市などと協力し、両型100個ずつを対馬全域に設置する。
据え付け型は木製で、蜂蜜を蓄えさせる巣箱「蜂洞はちどう」の下に置く。高橋准教授の設計で、箱型の引き出しの中にアルコールと砂糖などを混ぜてゼラチン状にした誘引剤を入れ、周囲の穴からハチを誘う。中に入ったハチを餓死させたり、誘引剤の付いたハチを巣に帰らせて巣への影響を検証したりする。つるし型は、スズメバチ用のプラスチック製品。蜂洞近くの木の枝に取り付ける。中にはアルコールと濃縮した果実を混ぜた誘引剤が入れられ、ハチを溺死させる。
2個の捕殺器は同部会会員で養蜂を始めて15年という上野弘さん(69)の蜂洞に設置。上野さんは「うちの蜂洞ではまだツマアカスズメバチは見ていないが、姿を見せるのは時間の問題。捕殺器でツマアカスズメバチと巣を減らせればいい」と期待していた。
高橋准教授は「ツマアカスズメバチに効果がある誘引剤を調べるとともに、分布状況や生息個体数などのデータも集め、島の生態系を守る活動をしたい」と話した。
ttp://www.yomiuri.co.jp/kyushu/nature/ecology/20140514-OYS1T50037.html
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