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お気に入りのローマ皇帝2

39マッティアス:2004/06/12(土) 10:26
軍人皇帝では、セウェルスとアウレリアヌスが好きなのですが、それはともかくとし
て、彼らは少なくとも軍事的才幹と近くに居た将兵の心をつかめるだけの魅力、など
を持ち合わせており、自分が成り代わった前皇帝への兵達の不満など、ある程度の
状況認識もある。優秀な人々であることは否定しません。3世紀以降の難しさって、
首都と現場が乖離しちゃってるところにあるのかも知れませんね。
血縁関係で皇帝となった人々におバカさんが多いのは、実際の所、血縁者である程度の
年齢の男子がいた場合、相続者としては彼が適任だと考える人が多かった、という事を
示唆しますよね。ローマは血縁よりも能力みたいに言われますけど、コンモドゥスを
皇帝とする事に違和感を持った人は即位当時いなかったわけで、基本的には近親者が
その跡目を継ぐのが、人々は一番安心するんだと思います。
血縁じゃなくて実力(もっと言ってしまえば、実行)によって皇帝になることが可能に
なったのは、3世紀の危機からですよね。マクシミヌスなんていう、議員どころか騎士
階級でさえない人が皇帝になってしまったことが契機で。

にしても、軍事的才幹と政治能力と人身掌握能力が全部そろうのは難しいですね。
塩野さん的にはカエサルならそろっているといいそうですが、この人は同僚たる議員
階級に嫌われてますからね。オリエント的な完全な独裁制が確立していない状況では、
これは致命的な欠陥と言えると思います。


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