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お気に入りのローマ皇帝
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ナルセスは元々糸紡ぎを生業にしていたそうですが、宦官になった理由とかは良く知
らないです。ナルセスは宮廷でユスティニアヌス1世の侍従となり、ユスティニアヌ
スにおべっかが気に入られて外交交渉などを任されて軍事方面への才能を認められて
ベリサリウスの配下として初期のイタリアでの対東ゴート戦にも参加しています。
ナルセスはベリサリウスに敵愾心を持っていたようで、「ローマ帝国衰亡史」の中で
はベリサリウスの作戦を無視するかのような行動に出ることもあったみたいです。
ユスティニアヌス1世がベリサリウスをイタリアから左遷したのは、ベリサリウスが
ローマ元老院と共謀して西皇帝即位宣言をてししまうのではという猜疑心が原因とも
言われてたりします。
ナルセスは宦官だから(おそらくは当時でもあったであろう偏見から)皇帝にはなり
得ない存在として、イタリア総督に任命したのかもしれませんね。
でも、ナルセスが解任されたのは、イタリアへの過酷な統治が原因ではなく、先帝時
代の派閥に属するナルセスを疎ましく思ったユスティヌス2世の皇后ソフィアの陰謀
だというのが一般的な見解かと思います。
この直後にランゴバルド族のイタリア侵攻が起こるのですが、新総督のロンギヌスは
ランゴバルド族とまともに戦いさえしてなかったりします。
自身の栄光が失われていくのを聞きながらナルセスは、ナポリで憤死したと言われま
す。
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