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お気に入りのローマ皇帝

202カイザー:2002/09/25(水) 00:54
ローマ史における女帝の先駆者はパルミュラの女王ゼノビアですね。夫オダイナトゥ
ス(もアウグストゥスを名乗ったそうです)の死後に東方属州を支配し、アウレリア
ヌス帝と激闘を繰り広げたという女傑です。ガリア帝国の創始者ポストゥムス等と共
に軍人皇帝時代の30僭帝の一人に数えられているそうです。オダイナトゥスの方が
政治のバランス感覚は遙かに上に見えるんですけどね。

ローマ史のメインロードでは、テオドシウス2世の姉でマルキアヌスの妻として50
年に渡って権力を保持したプルケリアや、レオ1世の娘でレオ2世の母親として、ゼ
ノン、アナスタシウス1世の妻として帝位継承の決定権を持っていたアリアドネ、ユ
スティニアヌス1世の皇后テオドラ、ヘラクレイオス1世の後妻のマルティナといっ
た女性達は、一般的な評価はともかく実質的には共治帝として認めてもいいのではと
思います。(別に彼女たちが能力的に皇帝足りうると考えている訳ではないです)

ちなみに上記カキコのイレーネはコンスタンティヌス6世の母親で、小アグリッピナ
の様に息子を傀儡として実権を握っていたのが、コンスタンティヌス6世の成人によ
って権力を喪失しつつあったため、クーデターでコンスタンティヌス6世を捕らえて
目を潰して廃位。女帝として単独統治を行ったという経緯の持ち主です。

他には、コンスタンティヌス8世の娘のゾエと同じくテオドラがいます。ゾエはロマ
ヌス3世、ミカエル4世、ミカエル5世、コンスタンティヌス9世を自身の夫や養子
とすることで擁立。妹のテオドラはゾエの死後単独帝となり、ミカエル6世を皇帝に
指名しています。この辺のバシレイオス2世死後のマケドニア朝はややこしくて私に
も良く理解できていないのです。




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