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エスペラントは膠着語か?
34
:
北辰
:2009/12/28(月) 23:16:01
ザメンホフ生誕150年
こんなスレッドがあったのですね。2009年、ザメンホフの生誕150年にあたって
多くの論説があちこちに出ていましたが、この問題について
La genio Zamenhof kreis lingvon ne-Eu~ropan, kas^itan sub Eu~ropa masko
(天才ザメンホフはヨーロッパ的な仮面にかくされた非ヨーロッパ的言語を創造した)
が Esperanto(UEA機関誌 Majo 2009) に出ていました。
筆者 Andre' Cherpillod はエスペラントの単語構造を分析してエスペラントは
現実の膠着言語より 膠着性が徹底していて むしろ孤立語に近い、と
述べています。
「エスペラントは膠着語だ」と言ったのは 1946 年の Waringhien が初めての
ようですが、別に「新発見」というわけではない。1887年ザメンホフが出した
いわゆる第1書の序文に はっきりと書いてありました。
> 言語全体が、種々の文法的形態を取る単語(ヨーロッパで一般的な屈折変化形
> でしょうか)の代わりに、変化形のない単語からのみ成立するように、私は
> 観念を完全に分解して独立した単語に編成しました。--- 文法上の形式、
> 単語相互の関連性などは変化形をもたない単語の結びつきによって表現され
> ます。しかしこのような言語構造はヨーロッパの人にとっては全く未知の
> ものであり、それに慣れることは困難だと思われます。それ故、言語の分解は
> すべてヨーロッパ語の精神に則って行ったのです。--- 学習書に従って
> 私の言語を学んでも、その人はこの言語構造が自国の言語構造と異質の
> ものであるとは思いもしないでしょう。
(川西徹郎訳、「新ザメンホフ読本」JEI 2009, より)
非ヨーロッパ的な(かくれ膠着語的な)言語を作る、というのはザメンホフの
当初からの意図だった、となりますね。しかしこのような単語構造の規則化、
簡略化の結果、エスペラントは大いに便利な言葉になり、
私の場合も1〜2年たつと、ずっと前から学校で習った英語より使いやすいものに
なっていました。心当たりある方、多いでしょう。
松戸彩苑さんの「欧米語を規則的かつ簡略化した結果、自然に膠着語に似た
ものになった」に同感です。
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