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人工言語の歴史

1Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/10/24(水) 01:26:27
エスペラントをやるなら、人工言語一般の知識も身に付けた方が面白いと思います。
エスペラントの歴史的位置を把握した方が、人に紹介しやすいと思いますし。

新生人工言語論 http://www2.atpages.jp/kakis/%90V%90%b6%90l%8dH%8c%be%8c%ea%98_/
wikipediaカテゴリー 人工言語 http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%A8%80%E8%AA%9E
人工言語事典 http://www42.atwiki.jp/seren_arbazard/

12ベダウリンデ:2007/10/25(木) 09:28:54
7から11読みました。すごく分かりやすい説明で感激です。
私はエスペラントを始めたばかりの超初心者です。もともと人工言語には何の関心もなく、エスペラントはひやかしで本買ってみただけだったのに、なぜか今、はまっちゃってます。
リンクで紹介していただいた所を真面目に読めばいいのでしょうが、面倒だし、難しい事はたぶん理解できないだろうから、ちょっと質問させて下さい。
>7 
質問1:「国際補助語シェア第二位のインターリングア」とありますが、エスペラントが話者100万(何かに書いてあった)だとしたら、インターリングアはどのくらいいるんですか?
質問2:また、ここでは「インターリングア」と表記されていますが、8では「インテルリングワ」となってます。
  これは単に、外国語をカタカナに書き写す際の違いにすぎないと思いますが、日本の話者達は、主にどちらの言い方を使っているのですか?
>9
質問3:「旧人工言語」 「新生人工言語」とありますが、 エスペラントは前者だろうと思いますが、前者・後者とも、それぞれ具体的にどんな言語があるのですか?
質問4:「類型的分類」では、他の人工言語(旧・新問わず)はどこに入るのですか?(ちなみにエスペラントはSVOはかなり自由ですよね)

イメージ的には、代表的な人工言語に対して、それぞれの特徴(制作年、作者、8,9,11のような分類による特徴づけ、おまけで今の話者数)が一覧表になってるものが見たいです。
それさえ分かれば、上の質問は無視でいいです。

13Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/10/25(木) 11:52:58
> インターリングアの話者
話者数の推計は、50というものから、10.000とする者まで幅が大きく、多くの慎重な統計は、1.000から1.500と発表しています。また、インターリングアを母語とする者が存在しているという主張があるようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/インターリングア

ちなみにイド語というエスペラントからは派生した改造言語の話者は全て第二言語話として2000から5000人のようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/イド語

> インターリングア(interlingua)の名前
インターリングアの方が一般的です。inter*** ling***とかling*** inter***という言語名は多すぎて分かりにくいです。エスペラントも昔はlingvo internacia(言語 国際的な)という名称だったそうですし。
国際補助語目的の人工言語は国際的な言語を目指すので当然のネーミングの重複かもしれませんが。

> 旧人工言語と新生人工言語
新生人工言語は、人工言語アルカです。また、『指輪物語』の言語の数々も文化の設定がありますし、新生人工言語に分類できるかもしれません。文学用は、その世界の文化にこだわりますので。
旧人工言語はそれ以外の全てです。基本的に欧米文化を借用しているようですが、性格で厳密な文化設定を施していないので、日本人がエスペラントで「あなたは狼のようだ。」と話して、本人は「あなたは孤高で気高い人物だ」と言うニュアンスで話しているつもりでも、欧米人は「あなたは残虐で極悪非道な人物だ」というように受け取って喧嘩になります。日本人が「水をくれ」といっても、エスペラントでは水には「湯」という意味も含むので、お湯を持ってこられて喧嘩になるかもしれません。
アルカの場合、「あなたはミミズのような人だ」といわれたら、文化設定はしっかりしてあるので、「土を耕すけなげな縁の下の力持ち」と褒め言葉として受け取る人は皆無で、「陰気で暗い奴」という意味にしか取れません。

> 他の人工言語
具体的な人工言語名をどうぞ。
利便性を考える人工言語、つまり国際補助語の場合、SVOでなおかつ膠着語であることがほとんどです。
ノシロ語はSVOとSOVどちらでもできることをうたっていますが、エスペラントもアルカも「が」または「を」をオプションでつけることができるので、6通りの語順全て、例えばVOSというかなりアクロバティックな語順が出来るので意味のない主張です。amas vin Mi(愛す あなたを 私) tial-e ti ul an(愛-す あなた [が 私])

ちなみにエスペラントは、近代のヨーロッパ諸語では、煩雑のためなくなった「数・格・(性)」一致があるので、[形容詞 名詞]、[名詞 形容詞]どちらでも出来るのは勿論のこと、形容詞を修飾する名詞から離れた場所におくという相当アクロバティックなことも可能です。私個人としてはこの仕様は現在あまり使えないでしょうし、学習効率のため省いた方がいいと考えていますが。大昔に難しすぎると批判されたラテン語に反発して人工言語による国際補助語が出来たのに、まさにラテン語の轍を踏んでいるという矛盾。

kruelega testudojn Mario amasbuc^is multajn
残虐な 亀たちを マリオ 大虐殺した 多いたちを
(残虐なマリオは多くの亀たちを大虐殺した。)

Mario krueleg amasbuc^is testudi mult
マリオ 残虐 大虐殺した 亀ら 多

[名詞 形容詞]に固定して、形容詞語尾も廃止して
これぐらい目茶苦茶はしょってもだれも誤解しないだろうに。
と言う人は、イド語をどうぞ。またはアルカで。
ただ、合理的人工言語よりコミュニティーが恋しい人はエスペラントを継続ください。

>リスト
http://ja.wikipedia.org/wiki/人工言語一覧
を参照ください。

14ベダウリンデ:2007/10/25(木) 20:34:23
我ながら幼稚な質問だったと思っていますが、お答えいただいて、ありがとうございました。
ウィキペディアの人工言語一覧も見ました。予想以上に沢山あってびっくり。でも、編集中の物も多かった。
何がどの類型なのかまでは整理しきれませんでしたが、人工言語のイメージはつかめました。
ただ、あの中に「アルカ」が無かったので残念。またの機会に勉強しますね。
今まで私はエスペラントを自然言語みたいな感覚で扱っていたのですが、人工言語の一つとしてとらえる事も重要なんですね。

15Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/10/25(木) 22:29:59
> 未編集が多い
英語版やエスペラント版でリストを見ることも可能です。

http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_constructed_languages
http://eo.wikipedia.org/wiki/Listo_de_planlingvoj


しかし、エスペラント版は未整備が多く、英語版のほうが異常に整備されているところをみると、
「エスペラントをやるより英語をやるほうが物知りになれていいじゃないか」という主張が正しいことを思い知らされます。
ちなみにウィキペディア総記事数は英語2,050,148、日本語424.510、ヴォラピュク119,108、エスペラント89,942です。
現状20倍以上、英語をやった方が得です。
しかも2位のドイツ語は652,780と英語の3分の1規模であり、英語が世界の知識において圧倒的優位に立っている現実が示されています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7


> アルカ
ウィキペディアにおいて、書籍を持たない人工言語は掲載できないというルールがあり、
いかにノシロ(語彙数3500程度)やBABM(語彙数推定6000)よりも多い、
約12,000語の日本では近来稀に見る大規模人工言語だとはいえ、うまくいかないようです。

16Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/10/25(木) 23:01:33
> アルカ
概要は新生人工言語内のこのページをご覧ください。
単語は英語をやっていても全く役に立たない形のものばかりですが、tas(大), tis(小), tus(大きさ) kot(行), ket(来), kut(往復)のようにa⇔i o⇔eで中間がuみたいに覚えやすくする工夫もあり、一からエスペラントの語彙を覚えるより記憶しやすいと考えられます。
文法もこっちから入ると簡単なはずのエスペラントが難しく見えるほど、贅肉絞りきった作りです。
http://lanxante.higoyomi.com/arka.html

新生人工言語論では、エスペラントとアルカを両方やった方が、人工言語というものをよりよく理解できるとのことですが、アルカからやったから、エスペラントにいちいちツッコミどころが多くてなかなか覚えられなくてきついです。
仮想法って既にseがあるのに動詞に-usをつける必要があるのかどうかとかいろいろ。
Se mi estus birdo, mi povus flugi al vi.は
mi povos flugi al vi se mi estas birdo.でいいんじゃないかと突っ込みを入れたくなったり。
ただ、欧米人で多少なりともラテン語の知識がある人間にとってはエスペラントのほうが自分たちの言語に近くて覚えやすいかもしれません。西欧語に疎い日本人はその限りではないですが。

17ベダウリンデ:2007/10/26(金) 09:39:14
アルカのHP(概要)見ました。文法は確かに「贅肉絞りきった作り」という感じがしますね。
単語も独自のものだけど、関連付けられてるから、覚える数は少ないのかな? 発音は難しそう〜
こういうのやるのも結構楽しいんだろうな、と思いましたが、旧人工言語と比べて何が「新生」なのかは、伝わってきませんでした。
他の人工言語だって、それなりに文法や用語の使い方は工夫してるはずだから。他よりは工夫してますよ、というだけで「新生」?
何が「新生」なのか、そこはもうちょっとアピールした方がいいと思います。

個人的にアルカに惹かれるかどうか、なんですが、HPに「使徒幻字」「メル歴」とかありましたが、私そういうのダメなんです。(その語句だけで拒否反応が・・・)
でも、SFとかが好きな人だったらワクワクすると思います。そういうの好きな人にはいいのかも。
エスペランチストにアルカを妨害された、とか言わないで下さいね。個人の好みは色々なんですから。
文法の工夫とか、なかなかだと思いますよ。

18ベダウリンデ:2007/10/26(金) 09:49:35
メル歴->メル暦

19T:2007/10/26(金) 13:13:11
>>17
文法は大差ない。
要はきちんと「語法が定められているか」「何らかの文化が定められているか」。
この2つがきちんと定まっていない人工言語を「旧人工言語」という。

あなたが拒否反応を示したものはまさしくそれだ。

20Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/10/26(金) 14:38:43
> メル暦・アルミヴァ・使徒幻字
確かに、私も宗教くさくてドン引きしました。
ただ、これは、中国の干支とか二十八宿と同じようなものです。
日本でも、「午の方角」とか「巳の刻」とかいいましたし。
中国では「星期一」「星期二」というのに、「月曜日」や「火曜日」といってもあまり宗教臭さはありません。
英語圏の月も人名や神名が多く、それと同じようなものだとお考えください。
これは、ただの時計の文字とカレンダーの記号だと思っても全然支障がないようです。
一応、異世界ファンタジー用の言語なので、そういう設定がなされています。

> 新生
例えば、語の意味が細かく決められているところが労作かと思います。
形容詞の語法 http://lanxante.higoyomi.com/yuanvetyolom.pdf

21Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/10/26(金) 14:40:12
あと、新生人工言語論のアルカの説明を読んでもなかなか難解でよく分からないかとおもいます。
手っ取り早い学習法として、『紫苑の書』という異世界ファンタジー小説があります。
異世界の人は全く日本語を話しませんし、アルカは謎の表音文字で書かれていますし、日本語に翻訳もされないという読者の都合なんか全然考えてないような小説です。
この小説の前半で、異世界の少女が、こっちの世界から来た紫苑という女子高生にやさしくアルカを教えるのですが、それを見た方が楽に分かると思います。
野郎の書いた文章より、萌な一次元少女に教えてもらった方がやる気が出るというものです。

http://lanxante.higoyomi.com/arka_37.html

後半は、辞書がないと読めませんので『単語帳』を参照ください。
http://www2.atpages.jp/kakis/%90V%90%b6%90l%8dH%8c%be%8c%ea%98_/vet.pdf

実は文字をラテン文字にしてある、翻訳ページもあるので、そちらを見ながら読んだほうが早いかもしれませんが。
受験勉強では、答えから見て問題を読むタイプでした・・・・・・・。
でも、激しくネタバレになるしなぁ・・・・・・・・・。
でも2回も読まないよというタイプはこっちの方がいいかもしれません。
http://www33.atwiki.jp/kakis/pages/14.html

22Kanva:2007/10/27(土) 21:52:13
私の場合、創作は、言語や文字も含めて、自分で作っている時こそが一番
楽しいのだと感じていて、他人の作品群を本腰で研究する気が起きません。

と言いながら、成人してからは、趣味の時間の配分上、言語創作からは
遠ざかっています。

23Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/10/28(日) 22:42:22
確かに自分で作るのは楽しかったですね。
微妙な呪文で荒巻様を召喚したり。
http://byfiles.storage.live.com/y1po3dQKLjnYux4MNuw4Ge5JK58w5CKm8Llc2wWk0WD1j9oLaQx1VtxBjnk1xnsR8nstz5OlQU2Akg

グモソ語は、結構寄せ書きの楽しさがあってよかったのですが、
2007年1月のウィキペディア削除問題以来、死後になってしまったようです。

24ベダウリンデ:2007/10/29(月) 16:00:44
>20

>○文化・風土による分類
>旧人工言語 言語が話される固有の文化や風土が設定されていないもの。語の意味の厳密な範囲や比喩表現の理解が曖昧となる傾向にある。
>新生人工言語 言語が話される固有の文化や風土が設定されいるもの。

私はこの意味を全く誤解してたんですよ。
新生言語設定している「固有の文化や風土」は既存の文化や風土だと思っていたんです。
例えば、日本の風土に根ざした日本人に分かりやすい国際語、みたいな。
そうではなくて、文化そのものまで作っちゃおうという発想、そこが「新生」なんですね?
それはかなりの冒険で、「新生」だと思いますよ。
私みたいな素人は、たぶん同じ誤解をするかもしれないから、そこを気をつけてアピールするといいかも・・と、これは余計なお世話ですが。

ちなみに、私個人では、文化まで「人工」じゃなくていいやって感じです。

25Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/10/30(火) 21:33:41
そうですね。
人工文化を含む人工言語というのが正確な述語だと思います。
ある意味、この手の言語はファンタジーやSFが目的ということが多数で、国際補助語はもともと目的でないようです。
ただ、もし国際補助語を作ることになっても、多少は決めないと誤解するとか。
大抵、文化を特に設定しない場合、言語作者の母語の文化になる傾向が高いそうです。

26ベダウリンデ:2007/10/31(水) 09:17:36
ほんと、そうですね。Kasisさん、いい人ですね。
エスペラントも、私なんかは、完全にヨーロッパ語だと思ってます。だからこそ、謙虚に勉強しなくちゃな、とも思うのです。難しい点、複雑な点を含めて。
この掲示板の皆さんもおっしゃるように、エスペラントは全ての地球人に対して平等な言語ではないですよね。(宣伝ではそうなんですが))
強いて言うなら、ヨーロッパ人にとっての「平等」。
だからと言って、「全然平等じゃないじゃないか!この嘘つき!」とは思わないです。私の場合、最初からそんな期待はしてなかったですから。
逆に、期待した人ほど幻滅が大きいだろうから、その意味では、誇大広告はむしろ逆効果だろうと思います。(普及活動にとっては、ですよ。普及活動にも私は興味なし)
それはともかく、Kakisさんのおかげで、人工言語について、少し勉強できました。相手してくれて、どうもありがとう。

27Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/10/31(水) 23:10:27
純粋に欧州の言語として楽しむ姿勢ですか。
私にはそういう考えはありませんでしたね。
もっと削り取って簡単に出来そうだとか、おもに技術面への視点しかありませんでした。

いい人でいられるのは・・・・・・相当別のところで人格的な歪みが発生している反動かと思います。
人工言語憩いの場 http://8511.teacup.com/conlangarchitect/bbs?BD=2&CH=5

ここ数日は、エスペラント祭りで盛り上がったようです。

28ベダウリンデ:2007/11/01(木) 09:36:46
憩いの場・・・読み切れないです〜 皆さん、なんでそんなに饒舌なの?
で、思ったんですが、他に適当なスレが無いから、ここで失礼しちゃうけど、
人工言語の分野自体がマトモじゃないんですよね。マトモな人はそんなもの作ろうとも思わないんですよね、きっと。
言語学者がまともに取り扱わない、という気持ち、分ります。
でも、人工言語作者本人は、マトモじゃないとか変人とか言われても、結構嬉しがったりしてそう、じゃないですか?
そんな人工言語界にあって、エスペラントは、他と比べれば、一番マシに見えます。
人工言語やってる人には一番の不満であろう所、即ち「改変しない」という所が、一般学習者とっては安心なんです。
CM風に言えば「変わらない、安心」でしょうか。日々変化向上、もいいけど、オーソドックスなものに対する安心感というのも、人にはあるんですよ。

ただ、所詮人工言語。人工言語が地球に広がって世界語になる、なんて100%ありえないと思います。
全エスペランチストがどんなに知恵を搾り、全員が不屈の闘士になって普及活動したとしても、絶対、世界語になんてならいですよね。
でもなんだか、そうできる、と信じてそうな人がエスペラント界にはいそうな気がして、
そこのところが世間の常人(大衆、とでも言うのでしょうか?)からみると、奇妙で変なんだと思います。
みんな仲良く変人、ということで、今日のところは。

29Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/11/01(木) 21:48:12
エスペラントがマシに見えるかというと、逆に組織化が進んでいる分、偏見がきついかなと思います。
なんだか、カメリアさんの態度を見ると純粋に言語学を楽しんでいるのではなく、ザメンホフ教の信仰を楽しんでいるみたいで。
もともと、言語学でなく、語学として楽しむ集団なのだと思いますが。

「変わらない、安心」というのは、あくまでも語学を学習する側の視点で、
やはり、作る側にとっては、不備が見つかったらPCのソフトのように手直しを定期的に入れたいというのもあります。
ましてや普及でなく、自分の理想や感性を表出する「作品」なのですから。
ゲームに例えると「変わらない安心感のドラゴンクエスト」と「常に新しい方向を模索するファイナルファンタジー」という感じです。
ザメンホフもプロトタイプを作ったのが1879年で発表が1887年ということで、
発表する前は結構手直しもしていたようです。

ただ、人工言語という趣味をしている時点で、浮世離れしている人材なのは事実ですね。

30Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/11/01(木) 21:49:10
人工言語を作る人間の特徴
http://kakis.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_a726.html

・インテリ
 それなりの知識は必要。
・コミュニケーションとしての言語という考えを実は拒否している
 コミュニケーションをするなら、外国語を学ぶのが手っ取り早いのに敢えてそれをしない。
・コミュニケーションの道具を使いながらも実はコミュニケーションが苦手な内向的人間
・理想主義。
・金勘定が嫌いな人
・精神的な高尚さを好む
・浮世離れしている。
・男


人工言語をやる人間の分類
http://kakis.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_6dd9.html

○読者(圧倒的多数)
興味の記事をさらっと読む人。ほとんどは言語作者の卵である。

○学習者(人工言語界では激レア。)
他者の人工言語を学習する者。

○言語作者
人工言語を作る人。実際、学校に通っていた頃に作っていたという人も含めると、学習者より多いと推測される。

ちなみにエスペラントの場合は、ドイツ語やフランス語同様、語学として楽しむ人が多く、人工言語として楽しむものはあまりいないので、この推論は当てにならないようです。
楽しむ姿勢が、語学か言語学かという違いがあってなかなか、趣味が似ているようで似ていないようでした。

31ベダウリンデ:2007/11/02(金) 11:26:08
憩いの場・・・ある程度読みましたよ。お疲れ様でした、としか言いようがありません。
私はまだ「組織」に入ってないから、本当のところはよく分からないんですが、
自分はあくまでも普通の一般人、興味本位の語学学習者、信念なんて全く無い、飽きたらやーめたって言えるし、あ、でも今は面白いと思ってるからやってるよ、ってだけの人です。
そんな人間だってエスペラントやってもいいと思ってるし、逆に他の人工言語は絶対無理でも、エスペラントならまあ許されるかな、という「大組織」に対する甘えもあるんですけどね。

「人工言語を作る人間の特徴」面白いですね。まさに「変人」の特徴でもありますね。(変質者、ではないですよ、いい意味での変人)
カメリアさんは憩いの場に来ていたエスペランチストの方ですね。
この方も2番目の項目を除けば(あと性別は不明ですが、確かお姉様と呼んでましたね?)、これに当てはまってませんか?(誉めてるんですよ。インテリで理想主義で高尚、素晴らしいです)

32ベダウリンデ:2007/11/02(金) 20:13:13
・・・・でもほんとは不安なんです。今は語学として純粋に楽しいなって思ってるのに、もしもガーガーと思想を押し付けられるような目にあったら、せっかく楽しんでるエスペラントも諦めざるを得ない日がくるかもしれない・・・・なんだか悲しい・・・・
自分は自分と強がってみたけど、やっぱり不安です・・・・・・本音でごめんなさい・・・・・

33Raku ◆yP0a9GGqWA:2007/11/02(金) 21:40:41
団体に入らなければいいんですよ。

34松戸彩苑:2007/11/02(金) 21:41:15
>>31-32
少なくとも、日本エスペラント学会でしたら、思想を押しつけられるという事はないですよ。
機関誌が少々サヨっぽいという事はありますけれども、気にしなければ済む話です。

それから関西エスペラント連盟という団体もあるんですが、こちらには所属したことがない
ので、こちらについてはよく判りません。
機関誌や活動を見るかぎりでは、日本エスペラント学会よりも運動色が強いんですけどね。

でも、いずれの団体も会員に逃げられると困るわけですから、強引なことはしないと思うん
ですよね。

保守的(あるいは右翼的)なことを言えば批判されるかもしれませんが、黙っていれば、ま
ず大丈夫でしょう。

35松戸彩苑:2007/11/02(金) 22:26:00
それから各地方のエスペラント会ですけれども、私は所属したことがありませんし、講習
会にも参加したことはありません。

講習会ですと、自分のペースで勉強することができない(あるいは、やりたいときにやって、
やりたくないときには休むということができない)し、気の向いたときに単語を憶えれば良い
やと思ったので、出ませんでした。

また、地方のエスペラント会ですが、私はやめたくなったらいつでもやめられる状態でいた
かったというのがあったので、これにも参加しませんでした。

このような気楽な状態で勉強したので、長く続けられたのかなと思います。

ただし、こういうところに参加しなかったので、知識がかたよっているかもしれませんし、あ
るいは遠回りをしたかもしれません。

また、地方のエスペラント会に参加したほうが、会話力が短期間で上達したかもしれない
だろうとは思いますね。

もちろんこれだって結局は、会話力のある人物が居るか居ないかに大きく左右されるわけ
ですが。

36ベダウリンデ:2007/11/03(土) 17:38:41
励まして頂いて、ありがとうございました。
正直「思想」より「人間性」が怖いんです。
威圧的にガガガガーと自己主張されて、反論したら馬鹿扱いで全否定。
余所の掲示板だけど、一部そういう面が見られて、「コワー」と思うのです。
誰だってそんな目には合いたくないものです。
そんな人ばっかりじゃないですよね?

37松戸彩苑:2007/11/03(土) 17:50:23
>>36
そんな掲示板、ありますか?

38pil:2007/11/04(日) 01:44:38
>>36
>>28を見て思いましたが、あなたも結構言うね。

>正直「思想」より「人間性」が怖いんです。
怖いね。一般の、あまり表立った発言をしない人にとっては。
お互い自分の理念みたいなものを背負ってお話するわけでしょう?

半ば本気でぶつかって話し合うからそんなイメージになるんかな。
人間性がどうのというのは関係ないんじゃないかな。
「自分の主張をできるだけ押し通す」というのは外れじゃないけど。

中立的に見れば恐らく「どっちもどっち」。ということでおk?

>>37
それは憩いの場のことでしょう。

もっとも、既に過去の話で今は別の話をしてますが。

39seren:2007/11/05(月) 08:32:54
ベダウリンデさん

はじめましてm(_ _)m
普及を目的とする集まりは一般に思想的なので、僕も近付きがたいです。
自分は人工言語の言語的側面に興味があり、普及もやったことがないので、今のところ言語好きのギルドみたいなものができています。

エスについても純粋に語学と割り切っている人と付き合えば問題ないと思います。黒田さんの憩いの場に語学としてのエスペランティストを称してしばらく居れば、自ずと松戸さんみたいなと出会えて効率が良いかもしれません。
憩いの人たちはエスだからといって追い出さないです。思想くさい人は嫌われるだけで、それは僕が仮に僕がやっても同じです。総すかんでしょう(^-^;

いきなり話しかけて長文をごめんなさい。エスペラントの学習、がんばってください。

40seren:2007/11/05(月) 08:34:16
↑すみません、自己紹介もしておりませんでした。アルカと新生人工言語論を作った者です。失礼しました。

41ベダウリンデ:2007/11/05(月) 15:30:49
>38(人工言語の人だと仮定して)
マトモじゃない、「怖い」と言ったのを怒っておられるんでしょうか?
マトモじゃない、とか、変人とか言われても「そーでーす僕達マトモじゃないでーす」って言えるくらい遊び心がある人達だと思ってたけど、違いましたか?
違っていたら、心からごめんなさい。
マトモじゃない=現実離れしてる、逆に言うと夢がある、んですよ。新生人工言語なんてまさに「夢」を楽しんでるのではないですか?
エスペラントももともと夢があるものだと思ってます。まあ少しは現実化してる面もあるけど、一般的にはそうではないし、実利効率第一主義のマトモな人はエスペラントなんてやんないですよ。
エスペラントに惹かれちゃう自分も、やっぱマトモじゃない血が入ってるんだろうな、と自覚してます。
言い争いに関しては、勿論どっちもどっちです。むしろ憩いの場は、荒らされた被害者の立場ですね。
人口言語の人達を非難する気は全くありません。なぜなら自分には関係ないから。
逆に私はエスペラント側だから、エスペランチストの姿には敏感になります。できれば余所で大暴れしてる姿は見たくなかった・・・実はショック・・というところです。
まあ、冷静に考えれば、エスペランチストだって世間一般並に大暴れする人だっている、ってだけで、あれ見て怖気づくのは、いかがなものか、ですよね?
他にも色々とショックは受けてるんですが、問題になりそうだから、もうこれ以上言いません。

42Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/11/05(月) 22:49:10
> マトモじゃない、とか、変人とか言われても「そーでーす僕達マトモじゃないでーす」って言えるくらい遊び心がある人達だと思ってたけど、違いましたか?
自分は、リアル精神病系だから笑っていえても、黒田さんは健常者なので失礼極まりないというか。

> 他にも色々とショック
たとえば、エスペラント以外の人工言語の歴史を語った本を見ると、普及型の人工言語は、基本的に宗教というのが丸分かりで夢崩壊するので注意。

43pil:2007/11/06(火) 02:38:38
>>41
>>38はちょっと大人気ない発言でしたね。申し訳ございませんでした。
「エスペラントの人が人工言語一般の人を…」を前提に読んでしまったのでちょっとイラついてました。
でも、よくよく考えてみれば、あなたはエスペラントの氏のことを言っていたのですよね。
(第三者から見れば、両者然りだと思いますが)

勘違いです。本当に申し訳ございません。
(kakisさん、私から見ればあなたのほうがとても寛容で、健常者だと思います)

憩いに関しては、エスペラント関連の記事はしばらく間を空けてからのほうがよろしいかと思います。
そうでなくとも、大体のことはこちらの掲示板で済むでしょうから。

44ベダクリンデ:2007/11/08(木) 09:40:16
この数日も、血の気の引くような恐怖感を感じています。マジで怖いです。この領域に踏み込むのには本気で危険を感じています。
このスレで私は「思想ではなく人間性が怖い」と書きましたが、それを撤回します。
コトは、人間性とかいう個人の資質の問題ではないと気づきました。
思想でもないです。思想はあくまで個人的な考え方のクセ、例えば「ウヨ」「サヨ」というのは政治思想の事。
怖いのは「主義」です。
「反○主義」=○なものは悉く有無を言わさず全て否定する。○には何をあてはめてもいいです。一般的によく言われる言葉でOK。
○のここはイイけどここはダメ、という融通はないです。全否定だから、相互理解とか歩み寄りとか、一切不可能。
個人的思想と違って、個人の判断で考え方の微調整をすることはできない。一度それに染まったら「狂信」に近いものになる。
反○主義は対話の拒絶と憎しみ。それが行きつく果ては「暴力」、というのはニュースを見てれば分かること。
私はそれが怖いから、「反○主義」には絶対になりたくないです。
恐怖のあまり、ボカして書かざるを得ませんでした。(jinkougengonohitonokotojanaiyo)

45ベダクリンデ:2007/11/08(木) 10:26:55
曖昧すぎて、また誤解を招くかな?
1行目「この領域」とは、人工言語の分野のことではないです。
日本のエスペラント界に潜んでいるであろう、ある領域のことです。
「荒らし」とかそんな軽い問題でもなく、冷静な一見論理的な論調に潜んでいる危険な兆候。

46Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/11/08(木) 22:39:58
確かに、現在のエスペラント普及の大前提は「反英語主義」かも。
「英語は、特定の集団に有利であり、政治や権力などのまみれているから国際補助語として相応しくない。」
「文法も語彙も発音も複雑怪奇で学習困難だ。簡単なエスペラントこそ国際補助語に相応しい。」
と言う感じで。

「現実に国際補助語として機能している」とか
「少なくとも文字を書くのは英語の方が楽」とか
「圧倒的な文献、文化コンテンツ、最新の学術研究の成果が記される」とか
「英語は母語話者・外国語話者を含めて地球上の30%の人に使われる。一方エスペラントは、札幌市の人口より少なく、母語話者にいたっては、絶滅寸前のインディアンの一部族の言語なみ」とか
「実は活動のピークは100年前の1907年。以後、このときの繁栄は二度と来ず、そのあと1966〜1972年の学生運動の盛んな時期に一時的に流行っただけ」とか
「エスペラントを含む人工言語の国際補助語の実現のためにはアメリカ崩壊のための戦争が不可欠である」とか
そういうことは全く見えていないようです。

ああ、これも反エスペラント主義かもしれません。
エスペラントは、19世紀末の時代のニーズにあったということと、ザメンホフの膨大な著作執筆のための労力が半端でないとか、
知っている言語が全て屈折語なのに、完全ではないものの良くここまで簡略化したものだとか、
品詞明示語尾は、非印欧語圏の人にも構造を読みやすいとか、
宣伝戦略の才能がずば抜けているとか、現在でも熱心な会員がいるとか、
現実に人工言語中の知名度・シェアの圧倒的1位であるとか
・・・・・・・・褒めるところはいくらでもあるのですがね。

47松戸彩苑:2007/11/09(金) 01:34:58
>>44-45
細かい話ですが「ベダクリンデ」になってますね。

融通がきかないってのは、やはりエスペランティストなんですか?

私も、この掲示板に書き込まれた皆さんのエスペラント批判を見てあれこれ考えてみたん
ですけれども、みなさんの疑問には、もっともな点も多々あるんですけど、少し短絡的な
ところもあるように思われます。

一方、エスペラント界の側にもおかしな点が当然あるわけですが、いまエスペラントをやっ
てる人たちはそれに慣れちゃってますから、批判されても直ちに対応することは出来ない
んですね。

ということで、両者の意見を考慮して、統一的な見解を出そうと思っているわけですが、正
直言ってなかなかしんどいです。
でも、私にとってもそれなりに得るところはありました。

もう少し考えてみて、時間のあるときに書き込もうと思っていますが。

>>46
> 「実は活動のピークは100年前の1907年。以後、このときの繁栄は二度と来ず、そのあ
> と1966〜1972年の学生運動の盛んな時期に一時的に流行っただけ」

これはちょっと違いますね。
エスペラントが盛んだったのは、ふつうは1920〜30年代と1950〜60年代あたりとされ
ていると思いますね。

出来れば、もうちょっとエスペラントのことを勉強していただけると良いとは思うんですけど、
でもエスペランティストの側にも「たしかに素人さんの意見にはとんでもない事実誤認もあ
るけれども、しかしそこは大目に見て、全体として言わんとしていることについて考えるべき
だ」と言いたいですね。

48松戸彩苑:2007/11/09(金) 01:54:58
私は「世界中のすべての人にエスペラントを学習させる」などというのは、あまりにも非現
実的であり、世間の人たちから「誇大妄想的だ」「押しつけがましい」としか思われないと
考えていますので、そういうことはまったく目指してないんですね。

私は「手話のように、社会全体のなかでは少数派であっても、社会的には認められてい
る」というような状態になれば良いと思っています。

もちろん、これだって並大抵の努力で達成できるものではありませんし、今のようなことを
やっていたのでは絶対にムリなんですが。

>>44
ネット掲示板での書き込みがコワイというのであれば、その掲示板に出入りするのをやめ
れば良いんじゃないですか?

どこにでも頭の硬い人というのはいるものですし、エスペラントの力がついてくると、楽しみ
も増えると思いますよ。

49Kia-kablo-mi-estu?:2007/11/09(金) 07:33:20
松戸さんの意見には粗方賛成です。

尚、前回の宣言にも拘らず恥を忍んで、とりあえずは、今回限りの登場です。

50ベダウリンデ:2007/11/09(金) 11:32:00
名前書き間違えてましたね。恐怖のあまり?
つい本音を書いちゃったから、ここを見るのが怖かった。
でも、ちょっとだけ勘違いして頂いて、逆にほっとしてます。ボカして書いて良かった、色々に読み取ってもらえて。
悪口ではなく、本気で、病気になりそうなくらい不安で怖かった。
中傷じゃないです。むしろ私が怖いと思ってる点に気づいてもらえて、少しは改まったら、どんなにいいか、と思うけど、
でも、そこまでつっこむのも怖いんです。そこに踏み込んではいけないと、本能が警鐘をならしてる。
たぶんこっちが基地外みたく思われて終るんだろうけど、むしろその方が安心かもしれない。
エスペラントの全部が怖いんじゃないから、大部分のエスペランチストの人は気にしないでいいですよ。
特に、この掲示板は比較的良識的で、感じがいいと思っていました。論争も楽しいものです。それは全然怖くなかったですよ。
どうぞ、ひとり基地外が来てたな、で終わらせて下さい。その方が安心して日常生活が送れます。さよなら

51松戸彩苑:2007/11/09(金) 22:13:18
さっき初めて「人工言語憩いの場」の書き込みをザッと読んだんですけど、このスレの
>>46 で「1907年と1966〜72年にエスペラントが流行った」とおっしゃったのは、Kakis
Erl Sax さんが10月29日に書き込んだ「アメリカ議会図書館によるエスペラント本統計」
というものを根拠にしてたんですね。

この書き込みに貼ってあったURLを踏んでもトップページにしか繋がらないので、どのよう
なものだったのかがいまいちハッキリしないのですが、これは要するに「アメリカ議会図書
館が所蔵しているエスペラント関係書籍の出版年」を元にしているのではないでしょうか?

はっきり言って、アメリカ議会図書館はエスペラント書籍の収集にはあまり熱心ではない
と思われますので、これがエスペラント運動の動向を正しく反映しているとは思えないん
ですよね。

エスペラント運動が盛んだったと言われているのは、>>47 にも書きましたが、1920〜30
年代と1950〜60年代なんですね。

今となっては信じられない話ですが、1930年前後にはNHKのラジオ放送でエスペラント
講座が行なわれたこともあったんですね。
しかも、当時NHKでは英語・フランス語・ドイツ語のラジオ講座もやっていたのですが、エス
ペラント講座のテキストは、英・仏・独のテキストよりもたくさん売れたんだそうです。
(初芝武美(著)『日本エスペラント運動史』77〜79ページ)

また、(正確な放送時期は私にもよく判らないんですが)1960年代には、VOAが共産圏
向けに短波でエスペラントの放送を流していたこともありました。

ということで、1920〜30年代と1950〜60年代というのは、エスペランティストの数が多
かったというだけでなく、世間において注目されることも多かったんですね。

もちろん、最初の世界エスペラント大会が開かれた1905年から、第一次世界大戦が勃発
する1914年までの間というのも、エスペラントが大いに注目された時期でしたが、エスペラ
ント運動の規模としては1920〜30年代や1950〜60年代ほどではなかったみたいです
ね。

52Kamelio Japana:2007/11/10(土) 10:31:29
>エスペラント運動が盛んだったと言われているのは、>>47 にも書きましたが、1920〜30
年代と1950〜60年代なんですね。

仰るとおりです。

Kakisさんにも以下の資料をご参考までに提供したのですが、ご覧になっていなかったのかもしれません。

http://www.liberafolio.org/2007/jarcentoderomanoj/

53pil:2007/11/10(土) 15:28:58
>>52
エスペランティストでないkakisさんは、少しのエスペラント文は書けても、
そこまでの読解力はないかもしれませんよ。

ところで、あなたがたの仰る「人工語の方」の大体は、本来エスペラント批判をする目的で
そちら側へ進出を図ったわけではありません。

ただ、今回の場合は場所が悪かったと言わざるをえませんでした。


ここの方々は概ね中立的に見てくださっているので(よろずよりは遥かに)、
次元の違いこそありますが、もっと意見交換ができればと思います。

54Raku ◆yP0a9GGqWA:2007/11/13(火) 21:21:52
アルカイカム・エスペラントムなる人工言語を今日知りました。こんなことを
考える愉快なエスペランティストもいるんですね。

アルカイカム・エスペラントム
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A0
Arcaicam Esperantom
http://eo.wikipedia.org/wiki/Arcaicam_Esperantom

55Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/11/15(木) 21:32:35
>>51 あまりここまで入れ込むほどの熱心さはないと思います。
>>52 すいません。かろうじてグラフだけ読めるという状況です。
>>54 面白いですね。ここまでやるなら本物の古典語をやったほうが風情に勝るかも知れませんが。

エスペラントが読めないというのは、我ながら低脳度が甚だしすぎるかもしれず。
今度こそ、今度こそと思いながらも挫折すること3回以上。
リアル低脳はおとなしくアルカをやっとけということか。

最良の入門書 http://lanxante.higoyomi.com/xion.pdf

56Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/11/17(土) 22:18:55
>>54
ちなみにリアル古文としてLingwe Uniwersalaなるものがあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9-%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88

14歳から苦節5年がんばったものです。
ちなみに現在のヴァージョンとは結構異なるようです。
通時性に関する議論がありましたが、作ってから十何年かは固まりきらないというのは、エスペラントも例外ではなかったようです。

57松戸彩苑:2007/11/18(日) 12:51:29
私は「エスペラントが盛んだったのは1920〜30年代と1950〜60年代」と書きましたが、
これは要するに「世界大戦の直後」ってことなんですね。

つまり「ヨーロッパを戦場とした戦争があったために、ヨーロッパ人たちが平和のための運
動をまじめにやる気になった」ということが原因なんだと私は分析しています。

しかし皮肉なことに、(少なくとも先進諸国を戦場とするような戦争が起こらない)平和な時
代がながく続くと、エスペラントをやる気が無くなってしまうってわけですね。

また20世紀後半は、英語の力がグングンと伸びてきたという事もありましたからね。

しかし、ここにきて、アメリカに対する批判が高まっていますし、また中国やロシアの影響
力も大きくなっていますから、世界の言語地図を塗り替えるチャンスかもしれないんです
ね。

もちろん、エスペランティストが今までのような運動をしてたのでは、まったく話にならない
んですが。

58Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A:2007/11/18(日) 23:10:17
エスペラントを普及させる最善の方法がヨーロッパを舞台とする第三次世界大戦の到来ですか。
皮肉なものですね。
しかも、欧州の影響力は下っているので、その大戦後に成功するとも限らないと。

59Raku ◆yP0a9GGqWA:2007/11/19(月) 21:24:17
「人工言語憩いの場」の新しい掲示板だそうです。
http://yy59.60.kg/conlang/

60松戸彩苑:2007/11/19(月) 22:46:14
>>58
いやいや、私は、今までのような「戦争に依存した運動」から脱却するために「娯楽などを
利用してエスペラントを広めたら良いんじゃないか」と言ってるんですね。

「平和運動というのは、戦争の脅威があるときは盛んになるが、そういう可能性が無くなっ
てしまうと下火になる」という当たり前のことが判れば、今までのように「平和運動とからめ
てエスペラント運動を行なう」ということではダメだということが判ると思うんですね。

61KamelioJapana:2007/12/06(木) 08:18:29
>私は「エスペラントが盛んだったのは1920〜30年代と1950〜60年代」と書きましたが、
これは要するに「世界大戦の直後」ってことなんですね。

おおよそ、その通りです。

しかし、松戸様の上述の引用文に続く分析はKakisさん同様、誤りというか本末転倒です。

戦争や民主主義への弾圧、偏狭な民族主義が台頭してきた時代こそEにとって不幸な
時代となりました。
特に二つの世界大戦はEの普及に壊滅的とも言える打撃を与えるものでした。

人類の平和に対する意識が高まればEの存在がよりクローズアップUnuec-planigo
されるのです。戦争による極限の不幸という愚かさを体験して初めて平和の意義を
噛み締められる。
残念ですが、過去の歴史はそうでした。
「世界大戦の直後」ほど平和や民主主義に対する人類の思いが高まった時代はありません。
その世界的機運のもとでE運動も盛り上がりをみせたのでした。

今日的課題として、冷戦終結後一部超大国による誤った世界戦略が、現在、世界平和に対する
主要な危機と成っている今こそE-istojが平和を守る戦いに参加することは当然とも言えること
なのですね。

もう一つは地球温暖化に拠る気候変動危機です。Kakisさんのように第三次世界大戦を待つまでも
なく人類による地球文明崩壊の危機が迫っている今こそ(この言葉が好きなのですねぇ、私は。)
Eの世界的活用の好機であるともいえます。第三次世界大戦が起こるとすれば、人類が温暖化阻止に
失敗したときかも知れませんね。

最後に、勿論、松戸様がかねてから主張なされている通り、娯楽はもとよりE-istojのニーズNecesoj
に対応して運動を広めることは当然のことですが、娯楽ばかりが、Eを長期に亘って続けられる
本質的要因になるとは限りません。

むしろそれよりも他の外国語学習を続ける多くの要因とも重なると思いますが、E学習も同様に
学習の継続とそれが齎す新しい人間関係の広がりによる自己の人生観や世界観といった価値観の
より一層の深淵化や充実化といったものが、むしろ学習継続の主要因となっていくと考えています。

娯楽、娯楽とお題目の様に唱えてばかりいたのでは、長期的視点から見ると、返ってEの存在を
危うくするものと私は云いたいのです。

多くのE学習者を受け入れる主要な動機の一つとしては、娯楽は重要なものであることは、
多くのE-istojが認識しています。
しかし、「言うは易く行うは難しEasier said than done」で松戸さん自らそれによる成果
(娯楽による運動拡大)を具体的に実践で示すこと最も説得力のあることと思いますが、
私の云いすぎでしょうか。


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