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エスペラントの思想と国家権力
712
:
KamelioJapana
:2008/04/26(土) 07:20:15
社会主義インターに結集する人たちの間でも考え方は様々です。
http://www.socialistinternational.org/
少数の同志は資本主義の改良だけでよいと考えています。。
彼らは民主主義国家であっても依然として存在する国家の階級性を、すなわち支配と被支配の
構造をそれほど重視していません。
しかし多くの同志は社会改良を通じて最終的には民衆の真の意味での支配権力からの解放(権力
奪取では無く)とその結果による全人類の解放を目指しています。
資本主義はそれ以前の静的社会を変えて人類に多大の富を齎しました。
それまでの支配者が民族的神話や宗教に基づいて階級秩序を固定してきた社会とは違って極めて
動的な社会を作り上げました。個人の持てる力で土地や秩序に身分に縛られること無く、その能力
や努力によっては空間的移動だけでなく社会における地位や身分の移動まで可能にしました。
しかし、残念ながら、その多大な富もその分配面を世界経済の観点で見てみるとその偏りは過っての
封建社会よりも遥かに大きくなっています。ジャンボ機を個人で所有する人が存在する反面、飢えや
戦争で惨めに死んでいっている人が多数存在しています。
何故、こういうことが起きるかと言うと、個々人の能力や努力により蓄積された富が容易に権力に
転化してしまうからです。すなわち「他人を支配することが可能な力」にです。
持てる人たちはその力を利用して、自分達の能力や努力で獲得できる富の分配の仕方を常に自分で
決めるような世の中の仕組みを作ろうとしますし、更には持たざる人たちの数少ない成果をも、
ついには横取りしようとします。
それはブルジョア(本来の意味は経済活動を行う自立した市民)民主主義革命の最大の成果である
私有財産の不可侵と自由な経済活動というルールに基づいて行われます。
この資本主義の流れは、独立革命(アメリカ人はこう呼んでいる)後のアメリカ社会の資本主義的
発展にその典型を見ることが出来ます。
自由な生産労働者(自営農民や独立した小規模生産者)の国として出発した自由と民主主義の
チャンピオンのように思われている合衆国は今や少数の持てるものが軍産複合体の権力を基盤として
巧妙に持たざるものを支配する国家にますます変質してきています。
その支配の仕組みは民主主義をとりわけ言論(出版や集会や示威行動等による表明も含めて)の自由
を「隠れ蓑」として行われているので極めて見えにくいものになっています。
一例を挙げますと特許権ですが、これを測る基準には根拠がありません。この価値基準は社会(その
構成員)の力関係で決まるものです。その一部は法外とも思われるもので持たざるものたちの福祉や
生存権すらをも自国のみならず世界的にも阻むものとなっています。それから不払い労働の取得権に
ついても同じことが言えます。
これは社会的には労働生産物の賃金に換算した時の分配率の問題ですがその取得の行方も最終的には
力関係で決まるものなのです。
(続く)
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