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エスペラントの思想と国家権力

54Kia-kablo-mi-estu?:2007/02/10(土) 23:20:56 ID:7bsIF8iw
参考までに言っておきますが、マルクス・エンゲルスの階級史観には大きな問題が
あったといえるでしょう。私個人としては、やはり西欧のキリスト教的メシア史観の
影響がやはり有ったのかな、とも考えたりしますが。。。
彼の後継者達の特にレーニンなどが拠り所とした革命後のプロレタリアートによる支配は
実質的には行われなかったことです(極短期間と言う人もいる)。つまり階級対立の決着は
労働者階級の勝利とはならなかった。人類は常に進歩して行き、やがては自らを解放し
理想社会が出現するというのは幻想でしかなかった。

話は先走りますが、残念ながら民衆が自ら支配者になる社会は決して来ないと
私は思っています。

ladio さんの言う弁証法の正、反、合と進む流れから見てもアウフヘーベンの
結果である合は元の「正」、「反」とは異なったものですね。
古代奴隷社会の崩壊は奴隷による氾濫がその社会を変える原動力の大きな要因と
なりましたが、彼らが階級として社会の主人公にはなりませんでした。
封建社会も同じであって、農奴や農民が市民革命の原動力となりましたが、
支配権を確立したのは、彼らではなく産業資本家たちでした。
社会主義革命も同じでしたね。労働者や農民階級から出た指導者達でさえ、やがては
官僚という新しい支配者層の一員に変節してしまいました。

そういった意味では、すなわち階級闘争の歴史と言う観点では、弁証法の通りだ
といえるかもしれません。マルクスやレーニンは予想だにしていなかったかも知れませんが。。。


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