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エスペラントの学習法

50松戸彩苑:2008/02/09(土) 09:28:13
【松戸彩苑の考えるエスペラント学習法 (6)】

ということで、私は「使用頻度に過剰にこだわる」ことを批判してきたわけですが、しかし、
だからといって「使用頻度をまったく無視しろ」などと言ってるわけではありません。
私だって、基礎的な単語を憶えることの重要性はよく理解しています。

しかし、次のようなことも考えていただきたいのですね。

そもそも、この「単語の使用頻度」というものに最初に注目したのは、アメリカのソーンダイ
ク(Thorndike)という教育学者・心理学者でした。
彼は1921年に、英語において最もよく使われる1万の単語の頻度表を発表し、さらに19
31年には2万語のものを発表しました。

これが世界中に広まり、また英語以外の言語の学習にも応用されるようになって現在に至
るわけですが、しかしここで

  このソーンダイクの研究以降に、外国語学習の効率が飛躍的に向上しただろうか?
  外国語に堪能な人間が飛躍的に増えただろうか?

ということを考えてみないといけないと思うのですね。

で、考えてみた結果「どうも、そんなに劇的には変わってないような気がするな」ってことに
なるわけです。

日本のばあい高学歴化が進んで、外国語を学習する機会や時間は増えましたが、しかし、
その割には外国語のうまい人というのは、そんなに増えてないような感じがするわけです。
もちろん増えてはいるんですが「外国語を学習する機会や時間が増えた割には」増えてい
ないということです。
うまい人というのは、外国で生活していたとか、あるいは父親だか母親だかが外国の人だ
とかといったケースがひじょうに多くて、これは外国語教育とはまったく関係ないわけです。

ヨーロッパのばあいは、さすがに外国語(とは言っても、母語と親戚関係にある欧米語の場
合がほとんどなんですが)が得意な人が少なくありませんが、しかし考えてみれば、ソーン
ダイクの研究以前から、そういう人はヨーロッパにたくさんいたわけです。

たとえばザメンホフなんかも、さまざまな言語ができたわけですが、ソーンダイクの研究が
発表される以前の人なんですよね。
(もっともザメンホフの場合は、父親も祖父も語学教師という家庭でしたので、環境に恵ま
れてたわけなんですが)

ということで、さほど変わってないようにしか見えないわけですが、その理由は、日本に関し
ては、今回の最初の部分で述べたように、頻度にこだわって勉強しても「最大公約数的な
語彙力」しか身につかないって事があるからなんですね。

「しかしそれじゃあ、ヨーロッパ人が外国語に堪能なのはなぜなんだ?」ということになりま
すが、おそらく

(1) 陸続きなので、ヨーロッパ内の他国に長期間住むということが多く、留学や国際結婚
    なども多い。

(2) ヨーロッパには数百年にわたる(つまり、ソーンダイクの研究よりも歴史がずっと長い)
   外国語学習の習慣・文化というものがあるので、使用頻度一辺倒にはなっていない。

(3) 言語の構造が互いに似通っているので、学習がスムーズに進む。

といった事があるからではないかと思います。

で、たしかに「基礎的な単語」は重要なんですが、考えてみれば、ソーンダイクの頻度表が
発表される以前のものであっても、優れた語学教材であれば、そういったものをかなりのて
いど収録してたんだろうと思うんですね。
つまり、わざわざ頻度を調べたりしなくても、長年の経験から「基礎的な単語」がだいたい判
ってたんだと思うのです。


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