したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

小学校からの英語教育

10ゑい:2006/10/22(日) 15:16:44
何のために英語を学ぶのかというのが一番の問題でしょう
今の英語教育はまさにそこを喪失しているのです
自分は、英語は英米をはじめとする諸外国の先進的な科学や文化を学び、そのうえで日本固有の科学や文化を発信するために学ぶべきものだと思っています
実際「英語という言語とそれに付随する文化が日本のものよりも優越しているからそれを取り入れ、日本の劣った言語と文化を克服して欧化しよう」という考えで英語を学ぼうとするような人はいまの時代なかなかいないでしょう

それなのに、現在の英語教育はどうでしょうか、本当にその目的を果たすためのものとなっているでしょうか
やたら厳しく発音を訂正してみたり、会話を重視してみたり、そういう現行の教育をやりつづけることに意味があるとは思えません
学ぶのにまず必要なのは「読む力」であり、発信するのに必要なのは「書く力」でしょう
そういうことも考えずにちょっと外国人を連れてきてHelloと言わせてみせる、そういうような英語教育をするくらいなら、小学生のうちから始めることの意味は薄いと思いますね

逆に、ある言語を学ぶのには出来るだけ幼少の頃から学ぶのが一番効率がいいというのは最近の脳の研究でわかってきているらしいですから、そういう意味では小学校どころか幼稚園で英語を教え始めてもいいくらいだと思います
かつての知識人が学んだ漢文のその地位が現在英語に移っているわけで、そういうことを考えると、「学ぶための読む力と発信するための書く力を重視した英語」を小学校に入ってすぐから教えるというのならそれはそれでいいことだと思います
もちろん国民全員がそういう英語を身につける必要はないという意見もあるでしょうし、時間がないということもあるかもしれません
しかし言語というのはほかのものとは違って、幼少の頃には非常に獲得能力が高く成長するに従って急速に獲得能力が失われていくものですから、どうせ英語を身につけるなら出来るだけ早いうちにやらせるのが効率的だし本人にとっても楽なのです

大切なのは何のために英語を学んでいるのかということを常に意識しておくということで、それができるというのならば小学校どころかもっと早くからからはじめてもいいし、むしろそれが望ましいと思いますね

「目的意識も持たずに英語至上主義的考え方で早期英語教育をやろうとしているから反対しているんだ」というような人もあるかもしれませんが、そこから「英語なんて後回しでいい」というふうに展開するのではなく、「『目的に見合った適切な英語』を『英語はあくまで受信発信のための道具だという認識』のもとでやらないといけないのだ」というふうに展開するほうがいいのではないでしょうか
言語というものは単なる知識とは違った特別なものであり、出来るだけ早いうちからやらせたほうがより上達しやすい、というのは事実なのですから、自分は「適切な英語」を「正しい認識」のもとで「できるだけはやくから」始めるべきだと考えます


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板