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エスペラント改造論

172松戸彩苑:2007/10/28(日) 14:16:58
>>169 で「四捨五入」に相当する表現がないと書きましたが、それからいろいろと考えて
みたんですけど、最初に思いついたのが ambaŭ-direkta rondigo というものでした。
5以上であれば supren rondigi し、5未満であれば malsupren rondigi するということで
ambaŭ-direkta rondigo ということなんですが、どうも長すぎますよね。

で、次に考えたのが ordinara (あるいは komuna) rondigo というものでした。

それからさらに kvin-rondigo というのも考えたんですね。
これは、四捨五入においては、5以上であれば切り上げ、5未満であれば切り捨てるとい
うことで「5」というのが基準になってるわけです。
ですから、そこに着目して kvin-rondigo としてみたわけですが、いかがでしょうか?

私としては、長さという点から kvin-rondigo というのが気に入っているのですが。
---

話は変わりますが、『エスペラント日本語辞典』の kalkuli の項に retrokalkuli というのが
副見出しとして載っているんですが、これには「逆計算する」という訳語がついてるんです
ね。

しかし、PIVやNPIVの kalkuli の項にある retrokalkuli という副見出しには

  〜i en la inversa ordo: la retro〜ado de raketekbruligo.

と書いてあります。
つまり「カウントダウン」のことのようなんですね。

どうしてこんな事になるかと言うと、kalkuli という単語に「数をかぞえる」と「計算する」の2
つの意味があるからなんですね。
ですから「逆方向にかぞえる」と「逆方向に計算する」の2つの意味が出てきてしまうわけ
です。

しかし、これでは困ってしまうので、「数をかぞえる」のほうはすべて nombri で表わすよう
にして、kalkuli は「計算する」のみを表わすということにすべきだと思うんですね。

実際、Wells の辞書の count の項にある count-down には

  ĝis-, retro-nombrado

と書いてあります。

それから『エスペラント日本語辞典』の kalkuli の項には

  ĝiskalkulo 〔ボクシング審判などの〕カウント:ĝis〜o ĝis nulo 〔ゼロへの〕カウントダウン.

などと書いてあります。
おそらくこれも実例があるんでしょうけれども、どうなんでしょうね。
少なくとも、PIVやNPIVには収録されておりません。

私見では ĝis-(または retro-)nombrado のほうが良いと思うのですが。
---

こういったことも、「自然の発展」なんかに任せていたのでは、いつまでたっても決まらないと
いうことが、よく判ると思います。

(終わり)


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