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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!2

29ファンタ ◆jz1amSfyfg:2010/03/31(水) 04:04:46 ID:IrWe6Rr.
「ま、まだ戻ってなかったんですか?」

やや呆れながらも、ジャージを羽織り、ロッカーを閉める。

「まあ、いいです。わたしも着替え終わったので一緒に戻りましょう」

わたしが声をかけても、反応しない。どうしたんだろうか。

「早苗さぁ・・・・・・」

望ちゃんがわたしをジッと見たまま、唇を動かす。

「なんですか?」

いつもと様子の違う望ちゃんを訝しく思いながらも、返事をする。
そんな望ちゃんはわたしに近寄ると、無造作に両手を上げ

「夏休み始まった時より大きくなってない?」

わたしの両胸を無造作に鷲掴み、何の遠慮もなく揉みしだく。

「ちょっ、望ちゃん!」

わたしは止めてほしいという意味を込めて、望ちゃんの両手を掴んで胸から引き剥がす。
望ちゃんは、引き剥がされた両手に視線を移すと、少しの間黙りこみ、それから大真面目な表情で

「うん、やっぱり大きくなってる!」

と言った。
いや、わたし的にはそれよりも人の胸を断りなしに揉んで謝りの一つもなしか。と思いの方が強かったりする。
とはいえ、これも昔からの望ちゃんの奇行の一つなので、パニックを起こさずに心の片隅で「またか・・・・・・」などと思う程度には慣れている。
慣れたくはなかったけど。

「ちっ、また大きく育ちやがって、この牛乳(うしぢち)め」

この言い方には少々ムカッときた。
誰が牛乳か。
わたしより山岡先輩の方がよっぽどデカ・・・・・・それはともかく、牛乳なんて言われるほど大きくはない。
確かに高校一年生の平均より大きいとは言われるが、それでも個人差の範囲内だ。
なので、牛乳なんて言われる謂れはない。

「まったく、誰が牛乳ですか。自分が貧乳だから周りの人が大きく見えているだけじゃないですか」

わたしとしては、少々仕返しを兼ねた反論だったのだが、これが最大の失敗だった事に気づかなかった。

「言ったね? 言っちゃったね? 人の気にしている事を。フフッフフフフフフフフフフ」

なんだか、俯いたまま笑い続けている。
凄く怖い。

「牛乳って言われるの、嫌なの?」

笑い続ていると思ったら、突然笑うのを止め、そんな事を聞いてきた。

「嫌に決まっているじゃないですか。当然ですよ」

わたしの返答に、ニヤリと笑い「そっかそっか、嫌なんだぁ・・・・・・」と呟く。

その呟きを聞いた途端、背中に言いようのない悪寒が走った。
俗に言う『嫌な予感』というやつだ。


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