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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!
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何度も、何度も、俺は初紀の言葉を肯定した。
初紀は、ずっと……こんな苦しい気持ちを抱えながら俺と接していたのかって思うと、……申し訳なさで一杯になる。
「……なんで、だろ……今、すっこい、嬉しい……のに、……どうしてっ、こんな……ひっく……」
「……初紀」
しゃくりを上げる初紀の声を耳を傾けても、俺は名前を呼ぶしか、出来なかった。
クサい台詞の一つも言えない俺の語彙の無さを恨みたくなった。
……だから、代わりに精一杯、震える小さな身体を抱き締める。
「……」
「……」
兎みたいに真っ赤に泣き腫らした目が俺に向けられる。
そして、その目がゆっくりと閉じていく。初紀が目を閉じ終えた瞬間に零れた涙が、日の光で反射して……凄く綺麗だった。
「……」
初紀は、証が欲しいよう見えた。
いや、俺が……そうしたいから、そういう風に見えたのかもしれない。
これが初めてじゃねぇのかもしれねーけど、……お互いの気持ちが通じて、こういうコトをするのは初めてだから。
だから、俺は……初紀の頭に手を添えて―――
「ん……っ」
お互いに緊張してて、どっちの震えなのか分からないけど、少し初紀の身体が強張ったのは分かる。
……ヤバい。
今、俺……すっげぇ緊張してる。コイツと喧嘩した時でも、こんなビクついたことなんかなかったのに。
「初紀……っ!」
「………っ」
上手く出来るかはわかんねぇけど……いや、そんなんじゃねぇよな。
背伸びなんかしてる場合じゃねぇだろ!
俺は、意を決して目を閉じ……ゆっくりと、初紀の唇に―――――。
とくん。
とくん、とくん。
……どくん。
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