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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!
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『不良娘へ。早く帰ってこい。お前の不良の友人が待ちくたびれて寝ている。父より』
―――………陸ッ!?
さっきまでの身体の重さが嘘みたいな疾駆。
……気が付けば、目の前には御堂空手道場の看板がそこにあった。
「ただいま……」
「帰ったか、不良娘」
道場の勝手口から家に入り、戸口で待ち構えた父さんと鉢合わせになる。
女になってからは、身長差が更に開いたので、父さんの顔を見るにはまず私が顔をあげる必要がある。
「あれっ、父さん……?」
そこで、仁王立ちする父さんの左頬が赤く腫れていることに気付いた。何処かしらにぶつけたのだろうか。
「あぁ、これか。儂としたことが一発貰ってしまってな。未だ未だ精進が足らんな」
そう言って豪快に笑う。
バカな。父さんに限ってそんなことあるものか。私はおろか、有段者との試合でも指一本触れさせないのに。
一体誰が……?
「―――あの不良だ」
「………えっ?」
陸が? バカな。あり得ない。私ですら楽々と去なすことが出来る拳なのに、父さんがそれを貰った? 想像すら出来ない。
「陸……と言ったか。あの不良は。
彼奴は荒削りだが、気持ちは真っ直ぐな奴だ、とお前は前々から云っておったが……どうやら、其れに嘘は無いようだな」
久々に拳を貰って、さぞかし怒り心頭だと思ったのだが……父さんは、満足そうに笑うだけだった。
「初紀」
「は、……はい」
父さんに名前を改めて呼ばれる時は決まって怒られる時だったから、反射的に身体がカタくなる。
……が、父さんはゴツゴツとした手で私の頭を撫でるだけだった。
「いい男に惚れられたな」
「な……っ!!」
―――何を勘違いしてんだこの格闘バカ親父はッ!?
陸には、きちんとした想い人が居るんだ!
……私なんか入り込む隙間なんてどこにもないのに……変な期待をさせないで。
「……だからこそ、今のお前は気に食わん」
「えっ―――?」
―――私の気持ちを無視するかのように、乾いた音が玄関に鳴り響く。
それは、父さんが……私が女になってから初めて―――私の頭を撫でていたその平手で叩いた音だった。
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