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ローマ・カトリック教会による日本人奴隷売買・貿易

44善良なヨハネ・パウロ一世は殺される:2007/04/12(木) 17:57:39 ID:lRpwgqoI
このネタを本格的に検証する場合、最終的にはこの時代に手広く植民地貿易をしていた各国、
スペインやポルトガル、オランダ等に残る「人身売買」の証拠や、
状況認識となる記録など古文書等も当たらないといけなくなるでしょう。
そもそも「奴隷」の定義がアフリカ黒人奴隷のそれと女性達のそれとはまた性質も異りそうです。

戦国時代の宣教師の活動については、高瀬弘一郎著「キリシタン時代の研究」(岩波書店)がよいかと思います。
高瀬先生は元慶応義塾大学教授で、日本の歴史学界におけるキリシタン研究の権威。
イエズス会の古文書を渉猟し、スペイン・ポルトガルの植民地政策と宣教師の関係を論じています。
手軽に入手できる通史としては藤木久志「天下統一と朝鮮侵略」(講談社学術文庫)でしょうか。

戦国時代の奴隷売買については、上述の藤木久志氏の『雑兵たちの戦場』(朝日選書)という本があります。
古文書を駆使し、慢性的飢餓にあった中世農村の「出稼ぎ」として戦争のディテールを論じたこの本では、
戦国時代の戦争は半分かた大規模な人狩りビジネスであったとされています。

藤木氏が引用している古文書は国内での売買例なのですが、相当数の奴隷が国外に売られたことは確かにしても、
それを上回る国内市場があったと思われます。
(日本国内で奴隷と言うとピンとこないかもしれませんが、
 下人と呼ばれ売買される非自由身分が古文書には多々登場しており、
 私の先祖に売買された下人がいても不思議はないぐらいです)。


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