したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ローマ・カトリック教会による日本人奴隷売買・貿易

43ローマ・カトリック教会による日本人奴隷売買:2007/04/04(水) 14:56:44 ID:sYito2/w
>>41-42よりつづく
     日本人はいたって強慾であって兄弟、縁者、朋友、
     あるいはまたその他の者たちをも暴力や詭計を用いてかどわかし、
     こっそりと人目を忍んでポルトガル人の船へ連れ込み、
     ポルトガル人を哀願なり、値段の安いことで奴隷の買入れに誘うのだ。
     ポルトガル人はこれをもっけの幸いな口実として、法律を破る罪を知りながら、
     自分たちには一種の暴力が日本人の執拗な嘆願によって加えられたのだと主張して、
     自分の犯した罪を隠すのである。だがポルトガル人は日本人を悪くは扱っていない。
     というのは、これらの売られた者たちはキリスト教の教義を教えられるばかりか、
     ポルトガルではさながら自由人のような待遇を受けてねんごろしごくに扱われ、
     そして数年もすれば自由の身となって解放されるからである。
     さればといって、日本人がこういう賤役に陥るきっかけを、
     みずからつくることによって蒙る汚点は、拭われるものではない。
     したがってこの罪の犯人は誰かれの容赦なく、日本において厳重に罰せられてよいわけだ。

レオ 全日本の覇者なる関白殿Quambacudonoが裁可された法律がほかにもいろいろある中に、
   日本人を売ることを禁じる法律は決してつまらぬものではない。

ミゲル そうだ。その法律はもしその遵守に当る下役人がその励行に眼を閉じたり、
    売手を無刑のまま放免したりしなかったら、しごく結構なものだが。
    だから必要なことは、一方では役人自身が法律を峻厳に励行するように心掛け、他方では権家なり、
    また船が入って来る港々の長なりがそれを監視し、きわめて厳重な刑を課して違反者を取り締ることだ。

レオ それが日本にとって特に有益で必要なこととして、あなた方から権家や領主方にお勧めになるとよい。

ミゲル われわれとしては勧めもし諭しもすることに心掛けねばなるまい。
    しかし私は心配するのだが、わが国では公益を重んずることよりも、
    私利を望む心の方が強いのではなかろうか。実際ヨーロッパ人には常にこの殊勝な心掛けがあるものだから、
    こうした悪習が自国内に入ることを断じて許さない。
    それはそうと、このあたりで以前の話に戻ることにしてはどうだろう。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板