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日本茶掲示板同窓会
51
:
キラーカーン
:2017/03/31(金) 23:54:48
5.4.2. 田母神氏都知事選出馬と意外な「善戦」(可視化された「ネトウヨ」)
5.4.2.1. 田母神氏の人物像(自衛官退官まで)
自民党が政権を奪還したことにより、「保守化(右傾化)」の潮流をとらえて、政治の世界に進出しようとする人物も出てきた。その中で、一番知名度があったのは田母神俊雄元航空幕僚長であろう。
田母神氏は防衛大を卒業し航空自衛隊に入隊した。自衛官としては優秀であり、航空自衛官としての最高位である航空幕僚長(空軍大将待遇)にまで上り詰めた。航空幕僚長時代に執筆し、「真の近現代史観」懸賞論文に応募した『日本は侵略国家であったのか』が最優秀賞を受賞したが、その内容が当時の政府見解と異なることから、航空幕僚長の重責にある者が部外に公表 する文書としては不適切 として航空幕僚長を解任 された経歴を持つ。
5.4.2.2. 都知事選出馬と選挙結果(可視化された「ネトウヨ」)
田母神氏は自衛官退官後、軍事評論家或いは保守系活動家として積極的に活動を行っていた。その中で、政治家への転身も視野に入れていたらしく、猪瀬都知事の辞任に伴う東京都知事選(2014年2月)に出馬した。当初は泡沫候補の中の一番手といった扱いであったが、石原慎太郎日本維新の会共同代表(当時)の支援を受けるなど、有力三候補(舛添要一、細川護熙、宇都宮健児)に次ぐ存在を確保し、テレビ討論でも「4人」でということもあった。
選挙結果は60万票余りを獲得し、4位となった。当選した舛添氏の200万票余りはともかく、2位の宇都宮氏、3位の細川氏がいずれも100万票弱の得票に終わった中での60万票は「大健闘」といってよいものであった。特に、田母神氏は若年層の得票率がたかったとされている 。この結果は、これまで、「伝説の存在」といわれていたネトウヨがその姿を現したとして、マスコミに代表される「リベラル」層に衝撃を与えた 。
しかし、その後、「自民党の右」に位置する安倍総理の安定した政権運営もあり、「自民党の右」に位置する政党の支持層が自民党に吸収されていったことも 、「安倍一強」の一因でもある。とはいっても、これらの政党はネットでの支持が一般の世論調査よりも高い傾向にあるため、その意味で「ネト」或いは「ネット」と表現するのは間違いではないのかもしれない。
5.4.2.3. 田母神氏のその後(選挙違反で有罪)
都知事選で予想外の「善戦」をしたことで、田母神氏の政治(活動)家としての価値は高まった。丁度、安倍首相が所費税延期を理由に衆議院を解散したことから、2014年12月に衆議院総選挙が行われることとなった。田母神氏は次世代の党公認で東京12区から出馬した。東京12区は自公の選挙協力により、公明党の指定席であったことから、「行き場のない保守票」を求めて同区から立候補したものと思われる。選挙結果は立候補者4名中最下位ではあったが、2位から4位までは4万票前後で拮抗していたことから、「惨敗」とまでは言えないが、自公協力の壁は厚かったというべきであろう。
総選挙落選後、都知事選での政治資金の扱いを巡って、田母神氏は公職選挙法違反で逮捕され、運動員に有罪判決(執行猶予付き)が下った。この結果、田母神氏の政治家としての将来は事実上立たれた状態にある。
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