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日本茶掲示板同窓会
38
:
キラーカーン
:2017/03/12(日) 23:32:34
5.2.3. 「オーマイニュース」の挫折
5.2.3.1. 「オーマイニュース」及び「市民記者制度」とは
ネトウヨが絡むと、マスコミとネットメディアとの関係は対立関係にあるという論調が主流であるが、ネトウヨが絡まない部分では、ネットをマスメディアとの融合・共同を模索する動きもあった。その有名な例が2006年に日本語版のサービスが開始された「オーマイニュース」である(2009年4月にサービス終了)。
オーマイニュースはもともと韓国のニュースサイトであるが、オーマイニュースが注目されたのは、韓国発というところよりも、「市民記者」制度にあった。市民記者とは、オーマイニュースと契約した上でオーマイニュースのサイトに記事を投稿するという「ネット上の契約記者」という形態、かつ、その「市民記者」には市井の人々がなることも可能という点にあった。
5.2.3.2. 「オーマイニュース」のビジネスモデル
このビジネスモデルが成立するためには、
①一定以上の購読者を確保するため「市民記者」の記事の質を一定レベル以上に保つ必要がある、
②その質を担保する原稿料収入を確保できる広告就任の確保、
の2点が必須であった。さもなければ、単なる時事問題の評論を主題とする個人ブログ或いは掲示板と大同小異となる。このため、オーマイニュースでは、鳥越俊太郎氏と青木理氏を編集長と副編集長に迎え、記事の質を保証する体制を構築した。しかし、広告・営業担当は最後まで存在しなかったと元オーマイニュース編集部デスクの村上和巳氏は述懐している 。
5.2.3.3. 「左傾化」した市民記者制度
「市民記者」ということで、集まった投稿記事の7割程度が左派的な記事であったとも村上氏は述懐している 。また、鳥越氏及び青木氏は左派に属するジャーナリストであったということと、マスコミ出身ということから、サービス開始前の鳥越氏の「2ちゃんねる」敵視発言があり、所謂ネトウヨとの対決姿勢を見せていた。このため、既にネット上に確固たる勢力を築いていたネトウヨ勢とは相性が悪いということは予想されていた。また、投稿された記事の割合からも、オーマイニュース自体の論調も自然と「左傾」していった。
サービス開始後も、記事の質はあまり上がらず、その中で、市民記者の投稿記事は左傾化した記事が多く、記事のコメント欄は炎上状態となった。そのような事態を受け、市民記者体制及びコメント欄のあり方について議論されたが、その中で編集部が出した結論は、旧来のマスコミに依拠して、拒否反応を示しただけであった 。そのことは、記事に対するコメントとの間に生ずるネット上の「混然」となった議論に対し、既存の記者と読者との分離という発想から脱却できなかったことを意味しており、「オーマイニュース」がひいては「市民記者制度」に依拠したネットメディアが破綻するまでは一本道であった。
5.2.3.4. 「市民記者制度」の終焉
このようなに中、オーマイニュースも含め市民記者制度が我が国に根付くことはなく 、その機能は、ニュース速報としてはツイッター 、解説記事はブログ、評論はコメントという「ボランティア」の形で受け継がれている。そして、現在では、マスコミが、ツイッターなどインターネット上に投稿された記事を「後追い」して報道することも珍しくなくなっている。
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