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日本茶掲示板同窓会
36
:
キラーカーン
:2017/03/10(金) 00:14:51
5.2.2.3. 匿名文化との対比
「匿名性」については、日本の社会習慣も関連するため、一概に「悪」とは言えない。特に内部告発に準じるような「内幕暴露」的な内容であれば猶更である。ただ、市井の人々にとって実名でインターネット上で発言することのメリットは殆どない 。メリットがあるのは、そのような発言(≒売名行為)を行うメリットのある者に限られる。
「実名」での議論が「匿名」での議論より優れているという言説の背景には、実名で議論を行うことにメリットを見出す者が、そうでないものに対してインターネット上の議論を有利に進めるために、自分の土俵に引きずり込むという底意が往々にして感じられる。実名での議論を申し込んで拒否されれば、その相手は「議論から逃げた」と「勝利宣言」を行うことができる。このため、既存マスコミや論壇に近い人物がネット上で議論を行う際に、「匿名は卑怯だ」、或いは、「実名を明らかにしろ」という言辞を吐くことは、リアルの肩書(社会的信用)を梃子にして議論を優位に進めようとすることにほかならず、議論そのものでは不利に陥ったことを無意識のうちに悟っていることによる「敗北宣言」として機能することが閲覧者にも感じ取れることが往々にしてある。
とはいっても、インターネットの中においても、継続的に投稿・発言を行う人が発生する。そのような人は、他者との識別のために「インターネット上のペンネーム」をつけることがある。というよりも、インターネットに投稿する際には、実名ではなく、そのような名前(ハンドルネーム )をつけることが慣例となっている。
そして、同一ハンドルネームでのインターネット上の発言が蓄積されていくと、その発言を基にして、それらのハンドルネームに対する「ネット上の人格」が付与されていくこととなる。
特に、インターネット上の発言は長期間にわたって消去されることなく保存され、あるいは拡散され、インターネットの中に留まる。したがって、インターネットで言論活動を行う場合は、学術論文にも匹敵する形で、(本人が忘れ去ってしまっている)「過去の発言」との整合性を不断にチェックされることとなる。
インターネット上において、一旦、そのような「人格」が付与されると、そのハンドルネームでの発言には一定の枠が嵌められることとなる(所謂「キャラが独り歩きする」状態となり発言者自身がその「キャラ」に縛られた言動を強いられる)。
そして、元来、匿名掲示板である「2ちゃんねる」でそのようにハンドルネームを固定して発言する者(コテハン:「固定ハンドルネーム」の略)はそれ自体で尊敬されるということには、コテハンにすることにより、匿名が許される掲示板上においても「固有の人格」を形成する覚悟がある者として認められるということが背景にある。
逆に、同一の掲示板で複数のハンドルネームを駆使して、「多重人格」を操るものは「ダブハン」(「ダブル・ハンドルネーム」の略)といわれ、「コテハン」を使用しているのにもかかわらず、コテハンの利点だけを享受し、不利益を引き受けることを拒否しているという意味でコテハンの「覚悟」のかけらもない者として一般的には軽蔑の対象となる 。
先に述べたNC4の「内戦」の原因の一つにこの「ダブハン」問題があったといわれている。
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