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日本茶掲示板同窓会

213キラーカーン:2018/02/15(木) 00:49:35
8.3.2.2. 拡張された「1900年体制」(本節における「1900年体制」

 本節では、一般的な意味における「1900年体制」を拡張して

政党指導者と官界の指導者が交互に総理大臣となることが基本であった第一次大隈内閣から清浦内閣まで

とする。これは、実際の「政局」ではなく、内閣の性質(政党内閣か超然内閣か)に着目したものである 。

 但し、第一次大隈内閣と第二次山縣内閣は1900年体制確立のための前段階(移行期)とした方が正確かもしれない。というのも、
① 第一次大隈内閣の与党となった憲政党は大隈の改進党と板垣の自由党との合同に元老
 が政権担当意欲をなくしたための「突発的」政権交代であり、「体制」とまで制度化され
 ていなかったこと
② 第二次山縣内閣は松方、西郷といった元老が閣僚として名を連ねており、「最後の藩閥
 内閣」
という性格も持つ
ということから、純然たる1900年体制とは言い難い面がある。この点に配慮して、本稿では、この両内閣を「第0期」としている。

 そして、政党(選出勢力)と官界(非選出勢力)との間の疑似二大政党制的政権交代構造の維持が不可能になったことが白日の下に曝された時点(第二次護憲運動から加藤憲政会内閣の成立)によってこの「広義」の1900年体制は終わりを告げることとなる。


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