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日本茶掲示板同窓会

190キラーカーン:2018/01/27(土) 01:16:33
7.2.3.3.6. 有権者から見捨てられたリベラル・左派

 自民党が歴史的大敗を喫した2017年の都議会選挙でも、「都民ファーストの会」の約188万票に次いで、自民党は約126万票を獲得していた 。獲得議席数では自民党と然程の差がなかった共産党(約77万票)や公明党(約73万票)の得票数と比べても、得票数では大差をつけている。また、机上の計算ではあるが、国政で連立を組んでいる自民、公明両党の得票数を合計すれば「都民ファースト」の得票数を上回っている。

 それとは逆に、選挙前から離党者が続出した民進党は獲得議席数が5議席、獲得票数が約39万票であり、公明党はおろか、共産党にもはるかに及ばない得票数にとどまっている。このことは、民進党が「反自民」の受け皿として不適格であると、有権者から完全に見放されたといってもよい状況であるといえよう。

 しかし、共産党も、議席数では2議席増に留まっている。このため、今までの路線を維持する限り、議会の過半数を制する「政権政党」には脱皮できず、これ以上の「伸びしろ」は見当たらない。この都議選の結果、民進党にせよ、共産党にせよ、「リベラル・左派」政党は反安倍或いは非安倍の受け皿として完全に見限られたとみてよい。

 さらに言えば、「アベノミクス」により、民主党政権時代から経済指標、特に失業率や主食内定率の改善が著しい。この結果、「自民党の右派」であり、「経済政策でも結果を出している」安倍政権にとりあえず死角が見えず、「安倍一強」と言われる政治状況に変化がみられる様子はない。

 都議会選挙から約3カ月後に行われた2017年10月総選挙でも与党(特に自民党)が現状勢力を維持できた一方で、野党第一党の民進党が事実上崩壊し、民進党(参議院のみ)、立憲民主党、希望の党、無所属の会と事実上4党に分裂した 。また、総選挙後は内閣支持率も回復傾向にある。このまま、日本のリベラル・左派が自滅・自壊を続けるのであれば、日本におけるリベラル・左派の復活の芽はないと言って良い。日本においては左派・リベラル勢力の復活の芽は見えていない。

 もし、「安倍一強」に陰りが見えるとすれば、「自民党のリベラル」再結集(所謂「大宏池会 」構想)が現実となり、更に、「大宏池会」が連立与党である公明党又は「維新」や「都民ファースト」に代表される「第三極」とが連携する場合であろう。

 いずれにしても、安倍政権のライバルは自民党の中或いは連携勢力の中にあり、民主党をはじめとする野党ではない。


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