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日本茶掲示板同窓会

145キラーカーン:2017/11/26(日) 01:12:54
6.3.2.1. オランダ(既成政党が辛うじて踏み止まった)
6.3.2.1.1. 「極右」政党成立前史
 オランダでは、長く社会民主主義政党(左派)、キリスト教民主主義政党(中道右派)、自由主義政党(右派)が三大政治勢力であった。1970年代からの都市化、グローバル化などにより、これら三大政治勢力の支持基盤が流動化した。三大政治勢力の中で、この流れに乗ったのが自由主義政党であった。20世紀初頭から、「万年三位」に甘んじてきた自由主義政党が、2000年代初頭には、世論調査で、しばしば支持率第一位になるまでに党勢を拡大してきた。

 世論調査での支持率が一位となる事は議会第一党の座が視野に入るということを意味する。そして、それは、1918年以来、久しく絶えてなかった自由主義政党からの首相輩出が現実のものとなる事を意味した。自由主義政党からの首相輩出が指呼の間に迫ったその時、オランダ政界は激震に襲われることとなる。「フォルタイン党」の結成と同党の躍進であった。

 イスラム圏からの移民増大により、「没落した中間層」が発生した。彼らの不満が醸成される中で、イスラム教徒の「排他的」性格が、欧州の「自由主義」と相容れないのではないかという疑念が沸き起こってきた。それは、911同時多発テロ事件以降、イスラム過激派によるテロの増大によって裏書されてきた。

 そのような中、イスラムとの「融和」を唱えるリベラル・左派よりも、欧州の「自由主義の敵」としてイスラムを理解するという「排外主義」が発生してきた。オランダの「極右」政党は、そのような「西欧的価値観の守護者」として現れた。


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