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日本茶掲示板同窓会
14
:
キラーカーン
:2017/02/12(日) 23:48:13
3.5.1.3. 鉄扇会(「ネット右翼」の始祖的存在)
鉄扇会(てっせんかい)は、記憶の限り、「ネット右翼」を標榜した初めての「匿名集団」 として特筆すべきものであり、現在の「ネット右翼」の始祖的存在として位置づけられる。ネット上に存在する「草の根」の保守・右派論客を糾合し、ネット上の一大勢力たらんとしたという試みは、我が国のネット言論史において特筆すべき例であると考えられる 。
鉄扇会についての詳細は把握していないが、NC4のように「総本山」的なサイトは無かったと記憶している。ただし、当然ながら、会員の個人サイトは存在し、サイト間の相互リンクにより、会としての連携は保たれていたものと推測される。
そのような「緩やか」な連合体であっても、「会則」は存在し、当時のネット上に公開されていた記憶がある。その中で、鉄扇会員がネット上で発言する場合、「ハンドルネーム/鉄扇会」という形の名乗りで発言することとなっていた。この点からも、鉄扇会が「会(集団)」としての行動を重視していたことが窺える 。
記憶に依れば、鉄扇会が「会」として活動していた期間はそれほど長くはない。NC4と同様に2002年までには「会」としての実質的な活動は終息し、会員は個人としての活動に転換していったものと思われる。
3.5.1.4. その他(個人サイト等)
当時のネット右翼には、NC4及び鉄扇会双方から距離を置いて「独自の活動」を行っていたものも多い、というよりも、実数ではこのような「独立派」が最多数派だったのかもしれない。
このような独立派のサイトは、基本的に、これまでに作成した個人論説のアーカイブ或いは、時事評論が主要コンテンツであった。このため、議論用の掲示板を設置していないサイトも少なからず存在した。掲示板が存在したとしても、議論用ではなく、閲覧者からの情報提供用窓口(或いは告知内容の補足説明用)という色彩の方が強かったと思われる。
また、当時のサイトの常として、「リンク集」がコンテンツに存在していることが多く、そのリンク集を辿って必要な情報や知識を手に入れると言うことが定番であった(リンク集には、リンク集作成者の「独断と偏見による」評価・分類がなされていた)現在でも、当時のものを改良して維持しているサイトではその面影が残っている場合もある。
3.5.1.5. その他(議論のアーカイブとしての個人サイト等)
インターネット上に開設されたサイトはインターネット回線さえあれば、世界のどこからでも閲覧することができるというこれまでに無い利点があった。また、同様に、インターネット上の議論も全世界に公開されていることとなる。「歴史認識論争」はそれに加えて同時多発的に発生していた。
このような場合、あるサイト・掲示板で行われていた議論と同様の議論が他の場所で行われることも少なくない。そのような場合の「事例集」或いは「論破の手引き」として他所での議論及びそのときに使われた典拠、論理展開等をネット上の集合知として活用することが自然発生的に行われた。NC4の項でも述べたように、そのような議論のアーカイブ或いは作戦室としてインターネット上のサイト(掲示板を含む)が活用されていくようになる。そして、ネット民から高評価を得られたサイトは多くの参加者に共有されるようになった 。
このように過去の議論及び議論の典拠がアーカイブ化されると言うことは、遅れて議論に参加した者に対する知識の普及及び「それは過去に決着がついた議論」として無駄に同じ議論を繰り返すことが避けられたという効果を持つ。とは言っても、インターネットの中の話であるので、そのような「アーカイブ」の存在を知らなければ、他所で決着がついた議論の結論を知らずに延々と議論を繰り返し時間を浪費したということもあったと推測される。
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