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日本茶掲示板同窓会
10
:
キラーカーン
:2017/02/12(日) 00:17:12
3.2.2. 時代背景
3.2.2.1. 冷戦の終結
1989年にベルリンの壁が崩壊し、翌90年にソ連が崩壊した。このことにより、社会主義或いは共産主義の魅力が無くなり、従来の左派はイデオロギー的再編を迫られた。この事態に直面した我が国の左翼或いは進歩派(所謂「左派」)といわれる勢力が選択したのが、明治憲法下の「軍国日本」という「過去の歴史」であった。これは、所謂「東京裁判史観」と大筋で合致するため、他国とも連携をとりやすいという利点があった。しかし、その反作用として「ネット右翼」と「嫌韓厨」とを結びつける媒介項となった。
3.2.2.2. 昭和天皇の崩御
昭和天皇の崩御もほぼ同時期であった(1889年1月)。「聖断」に代表されるように、昭和時代は、昭和天皇自身が先の大戦における最大の当事者(の一人)であるため、昭和史について語ることについて、幾ばくか憚られるものがあった。昭和天皇の崩御はその憚りを消滅させ、「昭和史」(特に戦前昭和史)に関する議論が「完全解禁」となった。
3.2.2.3. 戦前・戦中世代の引退
昭和60年代になると、先の大戦の「真の」体験者が日本社会から退場する事となる。ここで言う「真の体験者」とは、何らかの形で戦時体制に組み込まれた者としての「戦争を知っている」世代、言い換えれば、先の大戦終結前に成人を迎えた者、即ち、昭和20年までに成人した者を指す。これらの者は事実上、明治・大正生まれであり、昭和60年までには60歳の定年を迎えた。
「真の体験者」を少し広くとって、終戦までに義務教育を修了した者(つまり、「社会人」になることが可能な年代)と捉えても、昭和20年までに義務教育(小学校・国民学校)を修了する昭和7〜8年生まれ辺りが下限となる。彼らも平成の初めには60歳の定年を迎える。つまり、20世紀末には「戦争を知っている」世代が引退し、戦争体験が「風化」することを意味した。このことは、職場等の「知り合い」に戦争体験者がいなくなった事を意味する
この結果、「戦争体験」を聞くには、「田舎の祖父母」の下へわざわざ出向かなければいけないことを意味するようになった。したがって、「家庭や職場・学校で戦争体験を聞く」ということが不可能になった。このことによって若い世代が「自然」に戦争体験が耳に入ってくることに比べて難易度が格段に上昇し、自分自身から能動的に聞きに行かなければならないこととなった。
3.3. 時代の「必然」としての歴史認識論争
先に述べたように、1990年前後に「戦後の終わり」を否応なく実感させる事象が我が国で連続して生じた。この時代背景に合致した「左派」の戦略が「戦前日本の歴史的悪行を言挙げする」(歴史認識論争を仕掛ける)と言うことであり、その象徴として担ぎ上げられたのが「慰安婦強制連行」であった。
先に述べたように、冷戦の終結とそれに続くソ連の崩壊により、左派は、自身の生存のため、社会主義に変わる「錦の御旗」を必要とした。また、冷戦の終結は「資本主義の未来」としての社会主義或いは共産主義の未来を否定したこととなるため、その「錦の御旗」は、勢い過去に向かうこととなった。これまでの先の大戦に関する論争の歴史もあり、左派が「軍国日本の悪」に「錦の御旗」を求めるのは合理的な選択であった。
この「錦の御旗」を巡る論争が「歴史認識論争」として冷戦終結後定着することとなった。そして、その「悪辣・残虐性」を際立たせるために必要だったのが「無辜の民に対して暴虐の限りを尽くす日本軍」という構図であった。その構図に合致するために選ばれたのは、それまでにも話題となってきた「南京大虐殺」と1990年代に問題化 した「従軍慰安婦の『強制連行』」であった。
特に従軍慰安婦問題については問題化した時期、主張者及び時代背景から見てもソ連崩壊後によりその魅力を大幅に減じた社会主義理論に変わる結集軸としての「左派の錦の御旗」とされたとするのが妥当な推論であろう。秦郁彦氏も断定はしていないが、「印象論」として同趣旨の事を著書で述べている 。
こうして、「歴史認識論争」は冷戦の崩壊及びソ連の崩壊により、自身の存在意義そのものが問われかねない状況に陥った左派が自身の生き残りを懸けた戦いとして幕を開けた。
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