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思うこと

1頑固な寿司屋:2011/03/29(火) 03:29:02
この放射能騒ぎの中でふと思う。

戦後13年目に特別被爆者の母から長崎で生まれ、母のお乳を飲み、長崎の水を飲み、「地下物(じげもん)」と呼ばれる地元の作物を食らい、爆心地の山川で遊び、土を掘れば放射能が出、間違いなく不完全燃焼であったプルトニウムの灰の降った土地に住み、ここまで自分は生きている。

子供のころ、あそこの子が白血病で死んだ、と噂を耳にし、カリエスの母の体から出る結核の膿出しをする父の横で無邪気に遊び、死んで当たり前の交通事故にあい、何十枚というレントゲン写真を撮られ、春になれば野蒜を摘み、竹の子が出れば、かつて原爆に焼かれた竹林に竹の子を掘り、今はアメリカにまで来て住んでいる。

あのキャスケードの山並みの向こうには、ハンフォードの核処理施設が今も大量の核廃棄物を溜め込んでいる。ここの海岸線には、まともな防波堤などなく、人々はまともな護岸、防崖工事もなしに家を建て、防災訓練など聞いたこともない。

死は生の隣に立ち、紙切れ1枚の厚さもない程のところに、姿をみせず、たたずんでいるに違いない。

ただ、ニュースを見ながら思うことは、原発の現場で大量の放射能を浴び、交代の要員もなく、冷たく乾いた食事を取り、なけなしの毛布だけで仮眠を取りながら戦う人々の今後、、、。

壊れて欲しくない、彼ら自身が被災者であり、これが終わっても長い除染期間が待っているであろう事、、、、。

指導者を失った日本の前線現場でもくもくと任務を続ける兵士、隊員諸氏の献身、、、。

狂ったような数字に、正気を失ったように反応する国とメデイアは、前線の諸士の疲労困憊を、銃後の守りどころか背後攻撃する恐ろしさ。

いったい何がここまで狂わせるのか?

被災者たちが笑顔で差し出した炊き出しの汁物に困惑した海外の記者たちは、日本を支えているものの根底をここに発見し、天災と人災が絡みこむこの国の現状を戸惑いながら伝えてくる。

ただただ3万にも達しようとする、死亡、行方不明の人々の鎮魂の祈りを捧げるのみ。


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