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いまさらながら「天皇論」を読んでみた
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:
キラーカーン
:2014/06/10(火) 00:46:28
先日、桂宮の薨去という知らせがありました。これで、三笠宮は3人の息子全員に先立たれるということになりました。
一方、スペインでは国王が退位し、交代しがそくいするとのことです。
アカデミー賞を取ったことでも有名な「英国王のスピーチ」の中で
「前国王が健在の中で即位する初めての英国王」
つまり、「王冠を賭けた恋」が英国史上初の、そして、現在のところ唯一の【生前譲位】だということです。
現在においても、一旦、大統領になると 、事実上の「終身大統領」という「帝政」をを目指す例が少なからずあるいう例から見ても、国家元首の「生前譲位」は、その国の政体の成熟度を示す指標となります。
言い換えれば、選挙を含む「生前譲位」による政権交代が成立するということは、国家体制の組織化が完成の息に達しているということを意味します。
国家元首に国家権力が属人的に帰属するような体制であれば、国家元首の交代が事実上の革命(王朝交代)となるため、血で血を洗う権力闘争が繰り広げられます。
我が国においては、幼年で即位した清和天皇のことから、そのような権力闘争から天皇家が分離されたことも天皇家の長きに渡って存続してきた一員と言えるかもしれません。
そして、他国から数百年という単位で生前譲位の伝統を生み出したことから、逆に、明治維新では生前譲位の禁止へ「退化」せざるを得なくなりました。
これは、首相への権力集中が「幕府の復活」であり、ひいては大日本帝国憲法に違反するという議論を惹起したということと対をなす事象とも言えます。
その意味において(「1900年体制」も含め)我が国は、政治の民主化よりも遥か前に、国家元首と失政権の分離、すなわち、「権威と権力の分離」による国家元首の平穏な交代という、他国であれば、「民主化の最終段階」で実現されるプロセスが民主化の遥か前に確立されていたという政治体制論的に特異な例と言えるかもしれません。
そして、その歴史的経験が、国家成立から民主化、そして、政治体制の安定になかなかたどり着けない多くの国家に対する何らかの参考例として、活かせるのではないかという氣がしており、それによって、我が国の「ブランドイメージ」を高め、特定アジアの「ディスカウント・ジャパン」を無力化できる端緒にできるかもしれません。
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