[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
| |
田母神氏問題
5
:
キラーカーン
:2008/12/12(金) 23:44:05
床屋政談(カイロプラッティックと田母神問題)
これまた、奇矯な題ですが、共通点は
表面に現れた歪みは別の歪みの反映である
ということです。
まず、カイロの例で説明しますが、カイロで強制する背骨の歪みはそれ単独で存在しているのではなく、その患者が持っているそもそもの問題点(体質、姿勢の歪み)をカバーしようとして、背骨が歪んでしまうということにあります。したがって、歪みがある背骨を矯正したとしても、従来どおりの生活を続けていれば、また、同じように背骨は歪んできますので、そもそもの問題点が(ある程度)解決されるまで、継続的にカイロを受けなければならないということになります。カイロは背骨の矯正が目的ではなく、背骨の矯正を通じて身体本来の問題点を平癒させることが目的です(つまり、背骨の矯正は目的ではなく手段)。勿論、背骨の歪みを矯正することで、そもそもの問題点も改善され、体調が改善することもあるのですが、その場合においても、背骨の歪みという「表面に現れた」問題点ではなく、本来解決すべき問題点が解決できたからこそなのです。
つまり、表面上に現れた歪みというものが
カ イ ロ:背骨
光市の事件:橋下弁護士の懲戒請求呼びかけ
田母神事件:懸賞論文提出
というものであるのに対し、本来解決すべき問題点としては
カ イ ロ:姿勢の悪さ
光市の事件:刑事裁判を含む刑事司法における犯罪被害者の位置づけ
田母神事件:国防という「誇り」、政軍関係における「政」の側の果たすべき役割
ということといえるでしょう。そして、光市の事件や田母神事件においては、いわゆる「専門家」といわれる人種(前者の代表例が弁護士、後者の代表例がミリオタ)に、その表面上の歪み「だけ」しか見ないという状態に陥り、素人のほうが本来解決すべき問題点を本能的に見抜いていたという面白い状況を呈していました。
つまり、表面的に見える「歪み」を強制するだけでは問題の本質的解決にはならない。表面上の歪みを生じさせている根本原因を取り除かない限り同様の問題が生じうるということになります。先の投稿との関連からいえば、宮崎哲弥氏の週刊文春におけるコラムは、三島事件や田母神事件という表面の歪みだけを取り除いただけでは本質的な解決にならない。「建軍の本義」を自衛隊にも足せなければ本質的な解決にならないという解釈も可能です。
ここからは、田母神問題に的を絞ります。
再掲すれば、三島は
>自衛隊は敗戦後の国家の不名誉の十字架を背負い続けてきた。
>建軍の本義を与へられず、
>警察の物理的に巨大なものとしての地位しか与へられず、
>その忠誠の対象も明確にされなかつた。
と激を飛ばし、
田母神前航空幕僚長は「村山談話」をはじめとするいわゆる「自虐史観」的な歴史認識を問題としています。そして、村山談話によって
>軍(事)を無視または軽視し
>憲法9条によって、自衛隊の否定し、
>政治家は自衛隊を正当な軍として国家機構として位置づける努力を怠り
>ひいては、自衛隊危険なものとしてひたすら抑圧することを「シビリアンコントロール」と勘違いした
という傾向を下支えしているのは間違いないと思います。その歪みが、今回の事件という「歪み」として発現したのです。
だからこそ、村山談話を是とする側が田母神氏を糾弾するのはもちろんのこと、自分は「軍事に対して理解がある」と思っている人は、そのような自負があるがゆえに、現状の政軍関係の歪みを無意識のうちに無視してしまい、日本の現実にそぐわない「正論」に走ってしまい、これまた、田母神氏を糾弾するという展開になったということになったのではないでしょうか。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板