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田母神氏問題
2
:
キラーカーン
:2008/11/06(木) 01:03:23
ここからが「シビリアン・コントロール」との問題についてです。
今回の事件で「シビリアン・コントロール」上問題と批判を受けることをそれらしく解説すれば
歴史認識や自衛隊の行動の制約について、政府見解や現行法についての疑念を、自己の肩書を併せて表明することにより、防衛省の長である防衛大臣あるいは自衛隊の最高指揮官である総理大臣の命令に自衛官が「従わないこともある」
という「疑念」を広く国民一般に抱かせたということです。
自己の歴史認識と与えられた命令を遂行するという自衛官の任務とは直接の関係はありません。「政府公式見解」と異なる歴史認識を持っていても自己に与えられた命令を粛々と遂行することは基本的に両立します(「過去は過去、現在は現在」と割り切ることが可能)。極端な例をあげれば、部下が「トラキチ」であっても、巨人ファンである上司の命令に従って職務を遂行することができます。
とはいっても、日本における歴史認識問題は、明治維新後の日本における「戦争と軍隊」の評価にまつわるものが大きな比重をしてていますから、歴史認識が現在の日本における「軍」あるいは「自衛隊」に対する社会的評価あるいは自衛隊に対する支持に影響を及ぼすものであることは間違いなく(更に、戦前の帝国陸海軍に対するシビリアン・コントロールを制度的に確立することができなかったということも歴史的事実として共有されていることもあり)、その観点からいえば、歴史認識とシビリアン・コントロールとの関係は「ゼロではない」という意味でこの両者は関係があるということはできますが、後述のように「雁字搦め」の部分に比べれば、その比重ははるかに小さいものです。
したがって、シビリアン・コントロールの観点からすれば、田母神氏の「論文」における歴史認識を問題にするよりも
諸外国の軍と比べれば自衛隊は雁字搦めで身動き出来ないようになっている
という部分のほうを問題にすべきです。田母神氏はこのことについて「だから、どうすべき」ということについては意見を表明していませんが、「いざという場合には、自衛隊は法律に反して超法規的行動をとらざるを得ない」という意見を田母神氏が持っているということを予想させます。なぜなら、この部分は来栖統幕議長(当時)のいわゆる「超法規」発言と趣旨は同じでだからです。従って、シビリアン・コントロールとの関係で問題にするのであれば、この「雁字搦め」の部分を真っ先に問題にしなければなりません。
20年近く前にも、ある自衛官が「現状の日本であればクーデターも仕方がない」という意見を週刊誌に発表して問題になったという事件がありましたが、その時も、「クーデター」というシビリアン・コントロールに反する行動を容認したということが問題となったわけです。
最後に繰り返しになりますが、自身の歴史認識を発表すること自体はシビリアン・コントロールの問題には直結しません。しかし、「雁字搦め」の部分は自衛隊の任務遂行に直結します。即ち、シビリアン・コントロールの観点から問題にするのであれば「歴史認識」よりも「雁字搦め」の部分でなければならないのです。従って、政府見解に反する歴史認識を有することをもってシビリアン・コントロールの観点から問題にするという批判は「ピンボケ」であると断ぜざるを得ません。
うがった見方をすれば、「雁字搦め」の部分を問題にすれば、その「雁字搦め」を解消する方向で法律を改正しようという動きになるという「やぶへび」になる可能性があるので、あえて「ピンボケ」の批判をしているという見方も成立します。
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