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床屋政談
24
:
キラーカーン
:2010/04/27(火) 00:43:02
またまた、事業仕分けが話題になっていますが、今回は、この事業仕分けについて、少々小難しく(衒学的に)解説してみたいと思います。
組織におけるお金の効率的な流し方については「PPBE」という考え方があります。このPPBEとは何かといえば
P:Plan(計画)
P:Project(事業)
B:Budgeting(予算)
E:Execution(執行)
というもので、組織(ここでは「国」)の行なう事業を
1 計画(方針)を打ち上げ
2 その計画に基づいた事業を立案し
3 その事業を行なうために必要な予算をつけて
4 ついた予算を適切に執行する
の4つの段階に分類し、そのそれぞれを効率的に行なうことによって、結果として、限られたお金を最大限に活かすということにつなげるという考え方です。
このPPBEがきちんと機能しているか否かを判定するには簡単に言って
ア 決定された計画に過不足無く対応した事業が決定され
イ 各事業に配分される予算が予算策定当時で費用対効果が最適なものであって
ウ 予算の執行も適正に行われている
ということが条件となります。
国の事業については、これらの決定過程が全てが国民に対して必ずしも明らかになっているというわけではなく、特に、
イ (「事業」)については、各省庁の政策決定過程
ウ (「予算」)については、予算要求における財務省(と各省庁との折衝)過程
にうずもれて、「ブラックボックス」と化していたといっても過言ではない状況にありました。もっとも、
(1) 「計画」については、政治家の公約や法律案の審議
(2) 「予算」については、国会における予算案審議
(3) 「執行」については、道路工事など
によって、一部国民の目に触れるものがあるといっても、そして、情報公開法やパブリックコメント制度などである程度国民の目にさらされることになりましたが、依然として、国民の目からあまりよく見えてなかったかと思います。
そのような中で「事業仕分け」というものは、上記の
P:Project(事業)
B:Budgeting(予算)
について、「可視化」される領域を拡大するというものでした。そして、この発想自体は、野党時代から民主党が訴えてきた「行政の可視化」というものに沿ったもので、その点に対する国民の期待も高かったことからこそ、民主党が政権を獲得した後に手をつけた政策の中で
「始めて」 だからうまくいかないことがあったとしても、 長 い 目 で見ていこう
という「気にさせる」唯一といってよいものだったのです。
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