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床屋政談

10キラーカーン:2008/10/20(月) 22:45:20
床屋政談(与党は過去(実績)を問われ、野党は未来(将来の施策)を問われる)

現在開会されている国会で、麻生首相の施政方針演説が「野党への質問型」ということで話題になりましたが、その型は、異例と言われました。野党に「実績」がないのは当たり前。だからこそ、野党は自党が政権をとった際の「ばら色の未来」を有権者に訴えなければならないのです。ということで、政権選択を目指す争いであれば

「実績」の与党VS「未来」の野党

という軸で争うのが本来の姿のはずです。勿論、未来は過去と現在と無関係に存在するものではなく、過去−現在という時系列の延長線上にあるものですから。潜在的には

与党は実績を元に(実績の延長線上にある)「未来」を訴え
野党は未来を元に(未来の起点としての)「現在」を訴える

ということにはなりますが。この側面からすれば、「現在」(実績VS実現可能性)の土俵に争点軸を設定する麻生首相の施政方針演説は、一種の「禁じ手」に近いものです。
 それはそうとしても、野党の政策の実現可能性について何ら検証がなされず、与党の実績についてのみ批判を加えるというマスコミ(のうちの多数)が存在するという現状からすれば、そのような禁じ手に走るのは、それはそれで仕方がないのかもしれませんが、個人的にはあまり感心しません。


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