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小沢民主党は加藤憲政会のように「苦節十年」となるか

6キラーカーン:2008/10/01(水) 22:39:02
中山前国土交通大臣が舌禍事件で辞任しましたが、JNNのアンケートでは賛否が拮抗しており、「
中山つるし上げ」を目論んでいたテレビ番組の出演者は気勢を削がれた格好となっていました。

 結論から言えば、大臣という国政の最高責任者としては(politically correct:「政治家の文法
」の世界においては)不適切ですが、その発言には少なからず「事実」が含まれている(actually
correct:事実としては(ある程度)正しい)ため、発言自体はかなりの支持を得ている

というところでしょうか。
 成田空港が本来の性能を発揮できないため(「現状で成田の性能は100%発揮できます」や「B
滑走路やC滑走路なんて飾りです」ということは口が裂けても言えない)、アジアのハブ空港争いで
シンガポールや仁川の後塵を拝しているという現状では「一坪地主」に対して一坪では耕作は不可能
ですから「ごね得」といいたい気持ちも分かります。
 また、その思想的背景から日教組に色々問題があるというのも一つの事実でしょう。

といって、「政治家」がそのままの事実を言ってよいかどうかというのは別次元の問題です。竹下元
総理大臣の「言語明瞭意味不明瞭」を極致として、政治家は「断言を避けて、聴衆に都合の良いイメ
ージを持たせる」という技術は必要です。
これは、「敵を作らない」という意味でも重要ですし、また、「妥協の余地」を残すという観点から
も必要な技法です。

中山氏は、大蔵官僚だった方(奥様も)ですので、そういう「内向きの言葉」と「外向きの言葉」の
使い分けは知悉していた筈です。麻生内閣になって、「失言」にはハイエナのように食いつくという
「嗅覚」が働いたのかもしれませんが、それにしても・・・です。

ところが、インターネット時代になって、そのような「内向きの言葉」と「外向きの言葉」の使い分
けがあいまいになっていきます。よく言われるのが、匿名掲示板における言葉使いであり、「内輪」
と思っていたSNSでの発言や、「聞き手」が見えない個人ブログでの「失言」によって電凸を食ら
ったり、ブログが炎上したりするという事象は、この切り口で見れば明解に説明ができます。
その流れに乗って、中山氏の発言も事実としてはあまり間違っていないというところから、「どの場
で話したか」というよりも「何を話したか」で評価され、世論調査などでも擁護論が辞任論と拮抗す
るくらいの割合であるということになるのでしょう。

批判的に言えば、「場による言葉の使い分け」が無意味になる時代であり、
好意的にいえば、インターネットの「フラット化」機能により、肩書きではなく、話した内容で評価
される

ということになるのでしょうか。


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